第3会議室 過去ログ集
 1998/02/09-1999/12/14



投稿された皆さんの貴重な発言ログを記入したものです。音楽を鑑賞する指針にお役立て下さい。
投稿された論評、資料、意見等はすべて発言者に帰属します。従って内容の無断転記はこれを一切禁じます。


当初はディーリアス会議室の要素もあり、バラエティーに富む内容となっています
活字を少し大きくしてみました。お楽しみ下さい。
(bbsのログから拾っているので、いささか読みにくいです)

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"0209103156","I8A1LNdvTHbh.","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-120.din.or.jp","2月9日(月)10時31分","音楽談義の更新について","何でもかまいません、ご投稿下さい","","1"


"0223162103","KplVF2hdfRpi2","Shira","shira@mail.club-internet.fr","ppp-106-216.villette.club-internet.fr","2月23日(月)16時21分","新装開店おめでとうございます","ご無沙汰しております。最近、パーシー・グレンジャーに興味を持っております。 近々、会議室1にお邪魔させていただこうと思っています。今後とも、よろしく お願いいたします。","","2"

"0224082027","KRxFatPFQn/rs","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-180.din.or.jp","2月24日(火)08時20分","ご投稿ありがとうございます","何だかあまり変わってないようですが、ドメインの移行は苦労の連続でした。クラシック談義
そっちのけでここ数ヶ月来てしまいましたので、あまり更新もなく申し訳ありませんでした。
最近は梅原さんのページにもちょくちょくお邪魔して、新しい刺激を得ようとしています。

ここの場所は何を書き込まれてもかまいません。約一年間「知られざる作曲家」ということで
音楽談義をしてきましたが、何だかネタ切れになったところでお開きにしたいと思います。
「知られざる作曲家」もいいですが、私が昔、一番薫陶を受けたのはマーラーでした。バーンスタイン 
ニューヨーク・フィルのあの名盤。そうそうマーラーとバーンスタインが上の方を向いている油絵タッチ
のあのレコードをバイトして買いあさったものでした。ただ、9盤に関してはショルティの解釈に接し
だいぶ涙しました。マーラーを聴くことが生活の一部であり、哲学であり、楽しみでした。
今はどうでしょうか? そんなに変わらない気がします、音楽を聴くことはやはり生活の一部なのです。
ここはそんな皆さんの隠れ家であってほしいです。","","1"

"0401080330","QYw9gigTqERvI","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji1DS14.tk1.mesh.ad.jp","4月1日(水)08時03分","DELIUS FENNIMORE AND GERDA by HICKOX","CHANDOSから A MASS OF LIFE に続く嬉しい新譜である。冒頭よりディーリアス特有の
煌めくような音の世界に圧倒される。それにしても、ディーリアスは人の心の内面を何と
的確に表現できるのだろうか。かつて イルメリンで恋を待つ女性の心を表現したように
流れる美しい旋律はまさに夢心地のよう。
ブルックナーを聴く人は、宇野氏の言うように聖フローリアン教会の石段に座り、第八
交響曲のアダージェツトを聴くことが夢であるが、私は都会の喧噪の中に、今息吹きつつある
ディーリアスの世界を慈しみたい。それは翻ってイデイルにあるような今世紀への
レクイエムであり、自分への嫌悪でもあり、また許容でもある。

HICKOXの次作に期待したい。

CHANDOS CHAN 9589","","1"

"0512090945","WQaqOTJQduWzQ","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji1DS21.tk1.mesh.ad.jp","5月12日(火)09時09分","RICHARD ADDINSELL","以前、”知られざる作曲家”の時、教えていただいたCDを拝聴しました。まさに”
優しく美しい音楽の宝庫です。

Richard ADDINSELL "British Light Music"

Goodbye Mr Chips ..etc

BBC Concert Orchestra
Kenneth Alwyn MARCO POLO 8.223732

中でも”チップス先生さようなら”のテーマと、"Tune in G"の素晴らしさに思わず
涙してしまいました。ウァルソーコンチェルトもいいですが、彼の思いきりメロディアス
な佳作集を手に入れると、何かここ何十年か失っていた少年のような夢が蘇るようで
まさに、初夏にふさわしい音楽です。
クラシックを聴いたばかりの若い方や、女性の方には特におすすめします。

なお、インターネットではCD NOWなどのCDショップで簡単に手に入ります。
","","1"

"0512093927","WFc53D7UMHk.k","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji1DS21.tk1.mesh.ad.jp","5月12日(火)09時39分","シンディングのセレナーデ集","シンディングという作曲家を、私は好きです。
彼がディーリアスの友人であったことは抜きにして、何か彼の音楽にある無骨さが
たとえようもなく愛しくて、何か真面目で、何か優しい。・・・そんな所が・・
彼の音楽はノルウエーのNKFというレーベルで多く聴くことができます。最近は
CDも出ています。

CHRISTIAN SINDING

SERENADE FOR TWO VIOLINS AND PIANO, Op.92/Op.56
SONATA FOR VIOLIN AND PIANO IN A MAJOR

NKF 50015-2

この音楽を聴いていると、遠い北欧の花々や夏の情景が感じられ、また、彼特有の
美しい旋律で満たされます。彼は初期のピアノトリオで最高にロマンテックなメロディ
を奏でたと私自身は思っています。","","1"

"0614215645","1TlhfQE0t1b06","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-01p36.ppp.odn.ad.jp","6月14日(日)21時56分","教えてください"," はじめまして。札幌市在住の53歳男性、自営です。パソコン歴4年、インターネットを始めて未だ1ヶ月です。息子から、貴ホームページの存在を聞いて投稿する次第です。10年程前にディーリアスに出会いました。元々半音階のクロマティックな曲が好きな傾向がありましたが、いやみのないモチーフとナイーブでストイックな独特の雰囲気に魅了され、20枚ほどのCDを繰り返し繰り返し聴いております。全く飽きが来ないことには驚きです。
7年程前にNHKでディーリアスの生涯を扱った1時間ほどの特集が放映されたことを後で知って、札幌の同支社にビデオの入手に関し相談に行きましたが、困難であると断られました。現在、入手する方法があるでしょうか。
もう一つ、失明の原因と経緯について知りたいのです。CD添付の解説に、シフィリスと記されているのに目がとまりました。ということは、ひょっとして梅毒性の視神経障害であったのか・・・・・。突拍子ない疑問と感じられるかもしれませんが、ディーリアスファンの一人として、真実を知りたいと思っております。","","1"

"0616093649","1bknZEgAevqXc","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-322.din.or.jp","6月16日(火)09時36分","ご回答","はじめまして、市川と申します。よろしくお願いいたします。
さて、ご質問の件ですが、NHKの放送は下記のものかと思われます
 "Song of Summer," 邦題「夏の歌」
BBC Film by Ken Russell
Written by Ken Russell and Eric Fenby
Produced by Ken Russell
BBC Video Presentation by Margot Eavis

私もこれを見損なった一人ですが、放送の番組紹介は記憶があります。この作品
のベースには Eric Fenby の "DELIUS AS I KNEW HIM" があり、口述筆記して
いくEric Fenby青年の姿とDELIUSのふれあいを描いた白黒作品だそうで、ポニー
キャニオンからビデオ化されたようですが、現在では入手困難ということです。
また、ご指摘の通り彼は梅毒で、放蕩を尽くした”パリ時代”(1885頃)罹患
グレでの生活の中で発病、1927年頃失明、麻痺などの主症状が現れ、1934.6
に亡くなっております。
彼の音楽はまさに彼の生き様から描かれた含蓄の深い味わいがあり、私はそこがたまらなく
惹かれてなりません。

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"0617070711","1Ven1cr.2H3F2","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-01p26.ppp.odn.ad.jp","6月17日(水)07時07分","お礼","早速教えて下さってありがとうございます。
ビデオは、また入手する機会がきっとあるに違いないと確信しています。
フェンビー青年とディーリアスとの触れ合いが描かれているとのことですが、友人ニーチェが、ドイツ語圏で最も貴重な文献であるとした、エッカーマンの「ゲーテとの対話」を何故か連想してしまいました。見逃す訳にはいきません。
病気と病気による「ゆっくりとした衰退」の受容ということが、彼の作品に色濃く反映されているのですね。そういえば、ディーリアス解説によくsunsetという言葉が頻発しますが、そのことと符合します。

小生、クラシックはギターから入りました。今はギターから殆ど離れて聴き専門です。このところインターネット始めたことと関係あるのでしょう、リゲッティの弦四など聴いています。札幌は田舎でリゲッティのCDも直ぐ手に入るという訳ではないのです。","","1"
"0617073002","1ncrdT5lY1mV.","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-04p13.ppp.odn.ad.jp","6月17日(水)07時30分","私の好きなディーリアス作品","・二つの水彩画 始めて聴いたディーリアス作品。最初グリーグの二つの悲しい旋律に近いと感じた。ラジオで専門の評論家が、強いて言えばドビュッシーに近いといっていたが、今でも違うと思う。
・間奏曲 フェニモアとゲルダ 彼の曲の中ではポピュラーではあるが、「マジック」がよく出ている曲の一つ。
・夏の庭園にて第1版 改版に認められる中間部分散和音に乏しいが、前半と終わり近くの和声の移ろいが、オーロラの色の変化を感じさせる。
・パリ ディーリアスには珍しく中間部に官能的で、一寸ジャズ風のメロディーが出てくる。管をバックにバイオリンが歌い上げる。絶品。
・北国のスケッチ 札幌の吹雪の日など暖かい部屋で聴いたら本当の素晴らしさが分かる。
・命のダンス 溌剌としたイントロと最後の静けさ。
・バイオリンソナタ第3
・去り行くつばめ
ここまで書いて、実は全部好きなのです。そういう作曲家にはめったに出会えません。

また寄らせて頂きます。今後とも宜しくお願いいたします。","","1"

"0617100133","1pwnQWDV.fZ3U","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-044.din.or.jp","6月17日(水)10時01分","ご投稿有り難うございます","こうして、同じ音楽を好きな方と距離を感じさせず語らい会えるということは、本当に
良い時代になったものです。

ディーリアスの音楽に見られる諦めにも似た深い陰影は、様々な放浪を繰り返した
彼の人生から醸し出されたものであり、翻ってその陰影があればこそ、つまらない人生
を(特に現代を生きる我々に)限りない勇気を与えてくれるような気がしています。

自然や人間の共存することが難しいこの時代、何とも不思議な説得力が彼の音楽には
有るような気がします。

もう、HMさんは彼の音楽を色々お聴きのようですのでとりわけお勧めするものは
ありませんが、声楽曲はなかなかいいものがあります。()内は初演
   レクイエム(1922)
   海流(1906)
   そして 人生のミサ(1909)..牧場の午後以降、私は何度聴いたかわかりません
そうそう、ピアノ協奏曲もいいですよ。

またのご投稿お待ちしています。
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"0619101133","20C5ONqct/JDw","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-119.din.or.jp","6月19日(金)10時11分","バルトーク 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ","なにか物凄く落ち込んでしまった時、身を委ねる世界があるとするならば、この音楽
だろうか。

何も考える必要はない、何も聴く必要もない、委ねればよいのだ。
私はバルトークはあまり好きではない、しかし、この男が人生の終点で
辿り着いたこの世界を否定するわけにはいかない。
この静寂は何か?

メニューインのレコードが手に入れば最高だが、以下のCDでも十分楽しめる

NAXOS 8.550868

SONATA FOR SOLO VIOLIN SZ 117","","1"

"0623085704","2WvSF5d8nYLZk","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-02p52.ppp.odn.ad.jp","6月23日(火)08時57分","バルトーク聴いてみました","残念ながらメヌーヒン演奏のものではありませんでしたが。この曲は初めて聴きました。

バルトークの作品の中では、民族色がかなりsophisticateされている曲という印象を持ちました。私は、バルトークの弦四がベートーヴェンの域にまで達していることは認めても、ラヴェルの弦四の方がずっと好きです。逆にツィガーヌはそれ程好きな曲ではありません。「民族色」の意味するところには、いろいろ論議があるのでしょうが、私の場合はストレートな表現をあまり好まない傾向があるように思っています。
それにしても、西川さんのページを開いて驚いたのは、ディーリアスを民族音楽と位置づける見方があることです。例えば、北国のスケッチの中で木こりがエンヤーコラと歌っているようなフレーズがきこえてきても、ディーリアス作品全体は民族色をかなりsophisticateしたもののように、私は感じていたからです。

月並みながら、バッハのシャコンヌが好きです。グリューミオ演奏。","","1"

"0624063216","2alw6ngRtNm/M","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-03p06.ppp.odn.ad.jp","6月24日(水)06時32分","訂正とお詫び","23日投稿の際、西原さんのホームページのこと、西川さんと書いてしまいました。訂正してお詫び申し上げます。インターネット始めて1ヵ月で、不慣れでご迷惑をかけてすいません。早く慣れますの御容赦お願いします。

西原さんのまとめられたものを手がかりにして、ディーリアスの生涯について読んでみたいと思っています。","","1"
"0626192412","3TzjorX0PeYSA","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji1DS28.tk1.mesh.ad.jp","6月26日(金)19時24分","DELIUS A VILLAGE ROMEO AND JULIET","ディーリアスのヴィデオが到着しました。

A VILLAGE ROMEO AND JULIET

SIR CHARLES MACKERRAS
A FILM BY PETR WEIGL

DECCA 071 134-3 VHS PAL

が、しかし、見ることは出来ませんでした。PAL仕様のため、日本の再生システム
とは若干違うようです。秋葉に行くのも面倒だし..しはらくはお預けです。

HMさんもいろいろご投稿ありがとうございます。私もシャコンヌは大好きです、
どちらかというと、シゲティのモノラルを一日じゅう まるで呪文のようにかけて
いることが多いようです。昔1000円で買った廉価盤ですが、何度聴いても新しい
発見があり飽きることがありません。     
JOSEPH SZIGETI
BACH:SONATAS AND PARTITAS 1-3

MX 9031-3 VANGUARD
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"0627101839","3tN3yHZrjqvDk","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-110.din.or.jp","6月27日(土)10時18分","ENESCU SYM NO.2","エネスコと聞くと、どうしてもラプソディを考えてしまう。ルーマニア狂詩曲は確かに
優れた作品ではあるが、この作曲家の神髄は「ルーマニア踊り」だけではない。

陰影をもった古典的ともいえるモチーフ、時折見せる民族的な旋律。数少ない作品
の中で、廉価盤といえどもしっかり提供してくれる MARCO POLO はやはりひと味
ちがうレーベルというべきか。交響曲2番は2楽章のアンダンテが聴き物で、
"VOX MARIS"はただただ美しい。チェレスタの天上音が優しく包む。

ENESCU

SYM NO.2
"VOX MARIS" SYMPHONIC POEM

MARCO POLO 8.223142
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"0704100714","4Iu1d0TTesKL6","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-100.din.or.jp","7月4日(土)10時07分","夏の怪談","今日は趣向を変えて

リリーはたった25歳で世を去った。有り余る才能があったのに。
彼女が世を去る年の作曲 ”Pie Jesu”はたった5分弱の
曲だが、なんとも不安定で、かつ、美しく この世の物とは思えない・・
まるで 夏の怪談のように 怖い

このリリーとは、言うまでもなく LILI BOULANGER のことである。彼女には
姉がいて、NADIA BOULANGER といった。
「姉ナディアは、自分より妹が才能があると考え、以後作曲の筆を絶った」−−
三省堂 クラシック音楽作品名辞典引用

ナディアの指揮したCDがある

LILI BOULANGER
"PIE JESU" ..etc

NADIA BOULANGER
BBC SYMPHONY ORCHESTRA & CHORUS

INCD 703-1
","","1"

"0707084551","4vBoDbLTUfBXc","Enigma","fwht1967@mb.infoweb.ne.jp","uji00110.ppp.infoweb.or.jp","7月7日(火)08時45分","イギリスの合唱曲"," 今月東芝EMIから、エイドリアン・ボールト指揮によるエルガーの作品集が発売されるようです。エルガーファンとしては嬉しいのですが、オーケストラ曲のみの集成ということです。
 エルガーをはじめとするイギリス近・現代の作曲家の場合、合唱曲が非常に重要な位置を占めると思います。出世作となったオラトリオ『ゲロンティアスの夢』をはじめとするオラトリオ、『ミュージック・メイカーズ』、『戴冠式頌歌』、あるいはパートソングなど……。
 やはりこのあたりの作品を聞かないとエルガーの全容はわからないと思うのですが、日本では合唱作品自体人気がなく、国内盤が発売されないのは残念です。
 せめて日本のアマチュア合唱団が注目してくれればいいのですが、歌詞が英語ということもあってかどうもイギリス物はいまいちマイナーなようです。それでも徐々に取り上げる合唱団が増えているようで、今後に期待したいと思います。","http://village.infoweb.ne.jp/~fwht1967/index.htm/","1"

"0711112306","XQoKT2E5PkEGc","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-222.din.or.jp","7月11日(土)11時23分","月下の漁り(すなどり) ミルフォード作品集","前も書いたが、ハイペリオンというレーベルは好きである。何よりコンセプトが
はっきりしているし、録音もなかなか渋く、手堅くまとめている。
英名 "Fishing by Moonlight"  一度聴いたら、なかなか忘れられない印象的な
作品である。夕暮れの海辺から聞こえてくるようなもの悲しくも歌謡的な旋律。
イギリスの近代音楽家は、このミルフォードやハウエルズ、ブライアンなど
日本では全く不遇だし、エニグマさんも言われるようにイギリスものはマイナー
なようだ。ボールトやプレヴィンで親しんだRVWの交響曲も国内盤ではまともに
そろわない。
指揮法、ひいては話題の演奏家と旧来の演奏家の表現の違い、またオーケストラの
様々な演奏を比較するより、「より多くの作品を聴いてみたい」 私はそれだけである。

"Fishing by Moonlight" The Music of Robin Milford

hyperion A66048
","","1"

"0715083624","Xyrr/J43ey5gk","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-078.din.or.jp","7月15日(水)08時36分","やっと来る「マニャール交響曲集」","プラッソンの「マニャール交響曲集1−4」がやっと発送されたようである。CD-NOW
もブルーバードも何度バックオーダーしても駄目で、タワーレコードを使ったら待たされた
のちに一ヶ月後やっと発送されたようだ(でも、まだ到着していないので分からない)

彼の交響曲は不思議な魅力がある・・・といっても3番しか聴いたことがないが、
なにより旋律がユニークだ。とくにパストラルの清冽さは他に類を見ない。そして
それは噛めば噛むほど味がある。私の所有しているのはアンセルメ−−スイス・ロマンド
の時代物だが、何度も聴いたのでほとんどフレーズを暗記している。
最近、室内楽の5枚組のCDが出たし、"GUERCOEUR"という重要な作品もあるが、
やはり交響曲が聴きたい。
到着してから、また感想を書きます。","","1"
"0717083426","YIKvrkEeLLAEM","Enigma","fwht1967@mb.infoweb.ne.jp","uji00146.ppp.infoweb.or.jp","7月17日(金)08時34分","ミルフォード?"," Enigmaです。ボールトのCDを買いました。何はさておいて国内盤で出たことを評価したいと思います。
 ちなみに、RVWの交響曲全集も同時発売です。こちらはまったく聞いていないので、来月にでも購入しようと思います。最近アンドリュー・デイヴィスの全集を聞き終えたばかりですが (^^;)

 ロビン・ミルフォードという名前は、初めて聞きました。エルガーを買うときに"Fishing by Moonlight"を探してみたのですが、置いていないようです。割と前のディスクでしょうか。
 輸入盤は店によって品揃えがかなり違うので、今後は注意しておきましょう。ただ、忘れてしまわないか心配です (^^;)","http://village.infoweb.ne.jp/~fwht1967/index.htm/","1"

"0719182447","Y/kGjk.wben0o","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-050.din.or.jp","7月19日(日)18時24分","ミルフォード","85年ごろかなり評判になったLPですので、当然CD化されていると思ったのですが、
いろいろサーチしても見つからないようです。ハイペリオンのミルフォードは僅か
1作品しかリリースされておらず、それも「Finziと友人達」形式であるのみです。
CDでの再盤を強く望みます。
オフ会などでCD、レコードを持ち寄って聴き比べられれば、また面白いかもしれません。

私もCDの良さを理解していますが、昔のLPにも愛着があります。また、コレクションの
大半がLPである事実もあるので、プレーヤーの管理や針のメンテナンスには気を配ります。
ボールトの全集も、80年当時は日本ではほとんど手に入らず、輸入レコード店に頼んでも
なかなか来ませんでしたし..。私の場合はアメリカのウェストウッドという町で見つけて
重いレコードを日本まで持ち帰った記憶があります。
それでも初めて聴くRVWの作品は新鮮で、どことなく気難しいジョン・ブルの物でした(^^;)
","","1"

"0724071344","Z4lRLTWsuvQX6","Enigma","fwht1967@mb.infoweb.ne.jp","uji00105.ppp.infoweb.or.jp","7月24日(金)07時13分","CDとLP"," 私もハイペリオンのホームページを見てきました。CD化されていないディスクもあるのですね。イギリスでもマイナーということでしょうか。
 こうなったらシャンドスかナクソスに期待するほうが早いかもしれません (^_^)
 ナクソスは最近イギリス物のリリースが多いので嬉しいのですが、今までのエルガーはどちらかというとひどいものが多かったので少々心配です。

 LPプレイヤーは捨ててしまったので、今はLPが聞けません。もっとも、ソフトまで捨てたわけではないので、できればまた聞きたいと思います。
","http://village.infoweb.ne.jp/~fwht1967/index.htm/","1"

"0729092535","ZGcFdus3B2gIA","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-389.din.or.jp","7月29日(水)09時25分","続CDとLP","最近は昔のLPやSPを針を使わずレーザーで読みとり、再生するシステムがある
そうですね。そのシステムたるや1−2百万円もするそうな・・手が届きません。

バークシャーレコード・アウトレットなどですとLPやテープはまだ現役です。
しかし、海外から取り寄せて傷がついていたことが何回もあります。
やはり、趨勢はCDというところでしょうか、信頼感もありますしね。
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"0810084240","1qeHOsbBezbG.","齊藤大輔","97j1161@nmoon.aichi-u.ac.jp","ppp01-037.din.or.jp","8月10日(月)08時42分","レーザー再生装置について","市川さんへ
 

 今では、エジソン蝋管もレーザーで再生ができます(北大電子科学研究所が開発した)。
また、同じくエジソンが開発した、蝋管の複製用の銅製の型も、レーザーで再生ができます
(上に同じ)。
 以上の情報は昨年の8月31日にTBS系列で放送された「過ぎし日のブラームス―没後100
年に聞く幻のピアノ録音」(北海道放送)で紹介されていました。題名のように、この番組では
1889年に録音されたブラームス自身による『ハンガリー舞曲第1番』の演奏が収録された
蝋管の再生をレーザー再生装置で試みるというものでした。結局は、蝋管の傷みが激しいために
うまく再生はできませんでしたが、なかなか興味深い番組でした(一応、過去に蓄音機で再生した
音がレコードやテープで保存されていて、自動ピアノで復元するのに役立ちました)。 ","","1"

"0823082109","3fLjAp1HMR3KY","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-082.din.or.jp","8月23日(日)08時21分","いろいろなことが出来るんですね","夏休みのため、ご回答が遅れ申し訳ありません。

確かに蝋管は弱そうですが、蝋管の型やSPレコードの型、ひいてはエボナイト製の
SPレコードなんかもうまくいきそうですね。
ピアノロールというのがあるそうですがスコット・ジョプリンやラフマニノフ、ガーシュイン
なんかでも記録に残っていて、再生可能とのこと。

ガーシュインのKlavier-Rolle(1925)と競演したCDを一つ、ノイズも無く、良い演奏でした。
(ロールに合わせる指揮者は大変ですが)

RHAPSODY IN BLUE
Michael Tilson Thomas

SONY 53K 48148","","1"

"0909091016","5jYbbNyHEhguo","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-108.din.or.jp","9月9日(水)09時10分","プラッソンのマニャール交響曲全集","やっと手に入りました。この間の書き込みから紆余曲折すること約2ヶ月。頼みの
ブルーバードも今回もまたバック・オーダーされ怒りまくりましたが、発想を変え
フランスのCDサイトを見つけ(CDMAIL− http://www.cdmail.fr/us/menu.htm)
直接注文したところ難なく手に入りました。
今第3交響曲を早速聴いてみました。プラッソンはこの薄幸の作曲家の作品を何と優しく
歌わせるのでしょう!アンセルメの盤に比べるとちょっともたれる気はしましたが
それはまさにトゥルーズの風のようにーー永く待ち望んだ私には嬉しく思えたのです。

ディーリアスやルクーにも言えますが、長い旋律をもった印象的な音楽に私は弱いようです
深い瞑想を経てそれが再現されたりすると・・もうたまらなくなります。
第3交響曲のパストラルを聴きながら。

EMI music france
7243 5 72364 2 3","","1"

"0915000153","6cheDAyA4hNeI","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","proxye4-atm.san.rr.com","9月15日(火)00時01分","「マニャール交響曲全集」入手","CD店に寄ったところ、棚に鎮座しているではありませんか。(税込みで 3,750円)マニャールという作曲家は知りませんでした。過去ログ集は読ま せて頂きました。頭の中を整理する為、表を作って、鑑賞をし始めています。 フランク (転調の権化) 1822-1890 ダンディ (フランク派) 1851-1931 マーラー (後期ロマン派) 1860-1911 ディーリアス ( ? ) 1862-1934 ドビュッシー ( 印象派 ) 1862-1918 マニャール ( ? ) 1865-1914 シェーンベルク(無調派、十二音技法)1874-1951 まだ聴き始めたばかりですので、印象はまたの機会にでもと思います。 一つだけ書きます。さすが転調の達人であるということの他、 Polyrhythm に興味を持った作曲家であるらしいことです。最近リゲッ ティの Micropolyphonyプラス Polyrhythm のCDを何枚か続けて聴いて いて、元祖ブラームス、それにマニャール、そしてリゲッティというライン でも楽しめるのかなと思いました。","","2"

"0928102100","8CDB/wzAHcx2g","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-290.din.or.jp","9月28日(月)10時21分","re.「マニャール交響曲全集」入手","なるほど、プラッソンも来日しているし、CD店を廻れば早く入手できたかも知れませんね。

私は何かフランキストの作品ばかり触手が動きます。なんか不器用な所が私に似て
性に合っているのでしょうね。ダンディ、ショーソン、イザイ、そしてルクー
独自の旋律を有し、モノローグを重ねる誠実さが作品のかっこよさよりも中身を
大切にしているようで、好きです。
近代物でも、ベルクは素晴らしいと思いますが、ウェーベルンとなるとさすがに
分かりません。よろしければリゲティなどもお教え頂ければ幸いです。
(2001年宇宙の旅の音楽は感動しましたが)","","1"

"0929081749","89LghlBJoy.SY","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","proxye4-atm.san.rr.com","9月29日(火)08時17分","マニャール&リゲッティ","マニャールはマーラーからデモーニッシュなものを少し削ぎ落とした感じ ですね。アカデミックなものを志向することで、その埋め合わせをしていると いう感じもしました。もっと世に知られた作曲家であっても良いと思います。 丁度モーツァルトの陰に隠れてしまったディッタースドルフみたいですね。 芸術家の運命を思わずにはいられません。もっと聴き込んでみます。 リゲッティは、ベルクの様に旋律美を追求はしていないので、市川さんには お勧めではないのかもしれません。一言で言うと「クモの巣音楽」なのだそう です。単純なモチーフで細かいポリフォニーを構築し、しかも違ったリズムを いくつも同時に使う・・・するとWEB状になるという訳です。(バルトークの 流れをひいているそうです。) 次の一枚でリゲッティの6割位が分るような気もします。2001年宇宙の旅の 音楽をご存知でしたら、それで充分なのかもしれませんが。 ジョルジュ・リゲッティ 弦楽四重奏曲 1番、2番 WER 60079-50 ","","2"

"1001075004","98yXTwJDthS2I","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","proxye4-atm.san.rr.com","10月1日(木)07時50分","Ligeti","今は、リゲティと呼ぶように統一されているようです。 ジョルジュ・リゲティが一番近い発音なのでしょうか、ジェルジ になっていることもあります。 服部龍太郎の古い解説本から、面白い表記を拾ってみました。 (入力ミスではありません) ショスタコウィッチ デューカ ドヴォルジャック ムゾルグスキー ラハマーニノフ 音楽の友社の標準音楽辞典も昭和49年版では、 ディーリアスではなくデリアスになっています。 ここで古い川柳を一つ、 ギヨエテとは俺のことか?とゲーテ言い","","2"

"1003093902","9iPEzi9grIHbo","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-356.din.or.jp","10月3日(土)09時39分","アーノルド・バックス交響曲全集","たとえば一つの旋律をさまざまに変奏させ、ゆつくり歌わせたなら、それはディーリアス
の世界に近くなるが、バックスの世界はこれとまるで違う、まさに旋律や動機のジグゾー
パズルを作るが如きの「出入りの激しさ」・・しかしそれはよく見るとまさに彼特有のピース
なのだ。それらのピースは彼の激しく悩み多き人生の発露。不倫や失敗など様々な
経験から現れる彼の音楽はどこか不安があり、懐かしさがあり、後悔があり、しかも
美しい。RVWやエルガーに見られる気品は正面から見えないが、私的な告白(第7交響曲2楽章)
の後、正に開き直った形で現れる。(第7交響曲3楽章)それは悩みを克服した人間の勝利である。

BAXはもしかしたらマーラーなのかも知れない、ただちょっと人が良くて、小心者で、悲観的で
自然が好きな・・・これからは彼のようなマーラーが好まれることだろう。しかし、それは翻って
反省のないおめでたい人の人生には、全く関係がないということだ。

THE COMPLETE SYMPHONIES(1-7)
THE LONDON PHILHARMONIC
ULSTER ORCHESTRA
BRYDEN THOMSON CHANDOS 8906-10


","","1"

"1004080829","9tdGoBVc5eoZM","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-081.din.or.jp","10月4日(日)08時08分","SOUL OF THE TANGO/YO-YO MA","YO-YO MAは一体何台のチェロを所有しているのだろうか?このCDを聴き終えて、私が
いちばん気になった点である。
彼は正にチェロの天才である。そしてこのような分野に至っては、彼の非凡な才能が
いかんなく発揮される。かつてチェロに飼われた感のあつた優しき好青年が、今は円熟味
を増し、技量、内容とも申し分のない仕事をしている。しかし、である。以前彼が
デュ・プレから譲り受けた形見のようなストラディバリウスにより、この仕事がなされた
のであれば・・(特にディーリアンとして)私は少し複雑な気持ちになった。そして最初の質問に戻る。
CMでも活躍し、このCDは全世界で爆発的な売れ行きを見せているそうである。
でも、最初の質問をYO-YO MAにしたら、こう笑われそうだ、「きみはこの楽器を知らないな!
まさに悪魔とつき合うような決心が必要なんだよ」 いま流行の毒婦 これがこの楽器の正体なのかも知れない。

SOUL OF THE TANGO/YO-YO MA
SONY SK 63122
国内版有","","1"

"1005040146","96QWjdyIYEVWY","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","proxye4-atm.san.rr.com","10月5日(月)04時01分","Re: SOUL OF THE TANGO/YO-YO MA","ヴァイオリンはクイーンの気品を、ヴィオラは学者のウィットを、コントラバス は重厚な中にも何かユーモラスなものを、それぞれ持ち合わせている様な気がし ます。それが楽器の本来持つ性格なのでしょう。チェロとなると・…なるほど 納得がいきます・…面白い。 YO-YO MAはレパートリーも広いし、軽業師的なものをもった人なので、何台 ものチェロを縦横に操っている印象を与えますね。彼の手に渡ったストラディ バリウスは、確かデュ・プレが匿名の篤志家からプレゼントされたものでした ね。YO-YO MAはデュ・プレの遺族から譲り受けたのか、借りているものなのか、 その詳しい経緯を知りたいと思ったことがありました。 いずれにせよ、数奇な運命をたどりそうなチェロではあります。 あのストラディバリウスには、「保険金」がたっぷり掛けられていますよ、 きっと・・・。 ","","2"
"1017115709","/L6YHFS.5Qqww","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-302.din.or.jp","10月17日(土)11時57分","Sinding ピアノ五重奏曲","例えば、アレンスキーやボロディン、ドヴォルザークなどの素晴らしいメロディ
ラインが好きな方なら、この作品はお奨めです。今回やっとCDになりました。
NKF盤ではないですが、録音も新しく演奏も極上です。
第2楽章のアンダンテは聴く者に過ぎ去った日々の回想を許す数少ない音楽の
一つです。この中で私は昔に戻れます。回想の中で過去に戻ると、不思議と音楽
は聞こえなくなります・・・。
例えば、ラベルのピアノ協奏曲の第2楽章がそうであるように。


EDA 007-2
Christian Sinding
Klavierquintett e-Moll op5","","1"

"1116095210","eQjJ2JTuO6hxE","小林 徹","tokoba@postman.riken.go.jp","ccacc4.riken.go.jp","11月16日(月)09時52分","作曲家の名前のスペルを教えてください。","はじめまして。 カール・シューリヒトホームページを作っている小林と申します。 実は題名に書きましたようなお願いに参りました。 現在彼のコンサートの記録をまとめているのですが、 彼は(当時)現代作曲家の作品を積極的に取り上げているため 私の知らない作曲家の名前がいくつか出てきます。 参照している資料ではカタカナで書かれているため、 スペルがわからなくて困っているのです。 突然お邪魔してお願いして申し訳有りませんが、 ご教示いただければ幸いです。 以下、作曲家名を列挙致します。 シャウブレ ボルク ヘルラー よろしくお願い申し上げます。 ","http://www.freepage.total.co.jp/Schuricht/Schuricht.htm","2"

"1118082802","eYTSGjZfG8GAg","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-147.din.or.jp","11月18日(水)08時28分","re.作曲家の名前のスペルを教えてください","はじめまして、市川と申します。よろしくお願いいたします。

回答と言えるかどうか分かりませんが、手元の1981年GRAMOPHONEカタログ
によりますと

BORG,KIM (b.1919) FINLAND

HELLER,STEPHAN(1813-1888) HUNGARY

とあります。でもシャウブレはお手上げです。シャブリエあるいはCHERUBINI
あたりか?しかしシューリヒトというとブルックナーの名演を思い出しますが
いろいろな作品を手がけていたんですね。
小林さんのサイトも拝見しました。内容も濃く面白いサイトですね。これからも
よろしくお願いします。
","","1"

"1118085540","eS4t1Rzy8bbHk","小林 徹","tokoba@postman.riken.go.jp","ccacc1.riken.go.jp","11月18日(水)08時55分","ありがとうございます。","市川さま: さっそく教えていただきありがとうございます。 シャウブレは、おっしゃるとおりシャブリエかもしれませんね。 ただ、他にあたる資料がないので確認できないでおります。 ホームページの方にもお出でいただき、とても嬉しいです。 資料中心の作りなので、あまり楽しいところではありませんが、、。 今後ともよろしくお願い申し上げます。","http://www.freepage.total.co.jp/Schuricht/Schuricht.htm","2"

"1122093427","fhEzSJCPwsslY","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","ppp01-211.din.or.jp","11月22日(日)09時34分","ルクー・ピアノ三重奏曲","これはディーリアスの音楽にも言えることだが、その音楽が放っている確かな輝きを
素通りする人間もいれば、深い感銘を受ける人間もいる。思えば当たり前のことかも
知れないが、かつてルクーの音楽を評して「単に息の長いたいくつな旋律」と書いた
著名な音楽評論家の文章を読んだことがある。音楽は一体誰のためにあるのか?
それは聴衆のためにだけにあるものではなく、友人や恋人のためでもなく、ひたすら
自分のためであり、彼にとって音楽は純粋に生きることそのものであった。
私は少なくとも彼の苦悩を、夢を、理想をこの作品から垣間見ることができる。

しかしこれほど「優しい」演奏を私は知らない。一音一音を大切に、時には間延びする
ほどゆっくり演奏している。前述の評論家氏が聴いたら最悪な選曲と演奏と評すだろうが、
ルクーを好きな人には正に最高の出来と言えるかも知れない。ただ、録音のバランスが
悪いのが欠点といえば欠点である。



koch schwann 310 060 H1","","1"

"1219020102","j/TQ.3pE7JoBQ","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji2DS67.tk1.mesh.ad.jp","12月19日(土)02時01分","ルクー・ピアノ四重奏曲(未完)","彼がたった24歳で夭折したということは、やはり衝撃的なことだろう。私は24歳
の時に一体何をしていたろうか、友人と酒に溺れ、放蕩を繰り返し安易な快楽に浸って
いただけではないのか?その代償とはいえ、寒々として社会の底辺を這いずり回る
毎日・・・そんなことも考えながらこのCDを聴いている。
最近はルクーの作品もずいぶんCDで聴けるようになった。中でもRICERCARが出した
"CENTENARY EDITION"(9CDs)の功績が大であろう。少ない彼の作品がほとんど網羅され
ている。限定版なので、購入される方は早くしたほうがいいだろう。
さて、今回のCDは表記のピアノ四重奏曲(未完)が良く、中でも死後ダンディが
完成させたというレントの素晴らしさは表現できないほどだ。他にも彼の佳作が多数
収められている。


GUILLAUME LEKEU
Molto adagio
Quatuor avec piano ..etc
ENAEMBLE MUSIQUE OBLIQUE
harmonia mundi(FRANCE) HMC901455","","1"

"1219184914","jqi/cChrBGLTc","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-02p41.ppp.odn.ad.jp","12月19日(土)18時49分","Re: ルクー","市川さん、おはようございます。 ディーリアスはクラシック音楽の中で聖域だそうですね。 市川さんにとって、ルクーは聖域の聖域なのだろうと思っています。major になって欲しいけれど、minor のままであっていても良い、或いはままで あって欲しい…そういう意味で。 聖域を犯さない様に少しだけ書きます。 ヴァイオリン・ソナタ、フランクのとカップリングになったボべスコのものを手 に入れて聴いていました。イザイに勧められて作曲、1982 年イザイにより初演 とのことですね。(ディーリアスのロ長調ソナタと同年) ロマンとパッションと感傷と、そしてアカデミズムを感じさせるところなど、 まさしくフランキストなのでしょう。祈りさえ感じます。独自の世界を模索して いるということは、未だこの1曲しか知りませんが、伝わってきます。 病魔におかされながらも長生きできたディーリアスのように、ルクーもこの後 ヴァイオリン・ソナタを複数作ることが出来ていたなら……興味ありますね。","","2"

"1221083310","jNug5XBaF7I8g","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji4DS19.tk1.mesh.ad.jp","12月21日(月)08時33分","ボベスコの盤","HMさん、いつもご投稿ありがとうございます。もうすぐクリスマスですね。
私もボベスコの盤、持っています。そしていつも良く聴いています。
彼女の演奏は、緩急知り尽くしていて好きです。そしてあまり癖がありませんね。
フランキストの作品を演らせたら右に出る者が無いんじゃないでしょうか。

確かに彼の作品は「聖域」なのかもしれません、しかし反面、弱さも見えてきます。
少なくとも私は彼の二倍近く生きていますし、したたかさ、狡さをもっていろいろな
作曲家の作品に接しています。それから言うと、夢遊病者のように理想を追う若者
の作品は、いままで経験したどの作曲家の作品よりも、弱く、もろい物でした。
私が彼の作品を紹介するのは、彼の旋律が他人の影響や、民族性から引き出された
ものでなく、彼自身の中から紡ぎ出された結晶であるという点です。その意味で彼の音楽は
作品として鑑賞せず、むしろ旋律として鑑賞しています、「アンドロメダ」という
カンタータを除いて・・。
だから彼の作品がいつまでもマイナーなのは、あながち理由がないわけではないと
思います。作品としての完成度は?この点が問題になるのかも知れません。
でも、やはり彼の作品が好きなのは・・・これはもう趣味の問題でしょうね。(^-^)","","1"

"1222231414","jMhYz6agRA3do","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji2DS13.tk1.mesh.ad.jp","12月22日(火)23時14分","プフィツナー管弦楽・協奏曲集","以前にも書いた記憶があるが、ハンス・プフィツナーは孤高の作曲家である。
すぐれた音楽家、教育者であったが、その民族性からナチスに荷担したとみなされ
戦後冷遇される、老人ホームで寂しい余生を送っていた彼の心に去来したものは
何だったろうか。
ヴァイオリン協奏曲は彼の最高傑作の一つだが、この作品のヴァイオリンのモノローグ
は人の背筋を氷らせる底知れぬ孤独に満ちている。彼の特徴は、どの作品にもこの
「孤独」が顔を出し、その作品に奥行きと幅を持たせている。
かつて私は管弦楽曲や協奏曲を探し歩いていたが、この全集が出たので重宝している。
ただ、演奏が今ひとつ弱いのと、録音があまり良くない。(ちなみにヴァイオリン協奏曲
の納得がいく演奏は、いまだお目にかかれない。)


Hans Pfitzner
Orchestral Works/Concertos
Munich po./Bamberg po.
Werner Andreas Albert
cpo 999 249-2 5CDs","","1"

"0111042532","mDHwpwYLNkjzw","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-02p60.ppp.odn.ad.jp","1月11日(月)04時25分","バックスの弦楽四重奏曲1番","ディーリアスのヴァイオリン・ソナタ第3番の初演(1930年)は、メイ・ハリ
ソンとアーノルド・バックスにより行われたと聞きます。

今年求めた初めてのCDはバックスでした。その中のSQ1番のレントは私の
好みです。チェロ・パートが何とも言えない……。

ラヴェルのような…しかしナーバス過ぎず、ドヴォルザークのような…しかし泥く
ささがなく、エルガーの優しさをたたえたロマンティックな楽章と感じました。
悔恨の念を、静かに涙で流し清めるような味わいです。

山尾さんのご著書「入門」の「バックス」を読みながら、彼にとっては
「 海 = 涙 」?と、ふと連想を巡らしました。

1984年のリリースで、全く、残り物に福、の心境です。インターネットの結ぶ
縁に感謝、感謝。

CHAN 8391
Piano Quartet
Harp Quintet
String Quartet No.1 in G major","","1"

"0112060745","msAsEYv3ON3VY","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","SAPcc-02p32.ppp.odn.ad.jp","1月12日(火)06時07分","バックス哀(愛)歌","Bax likes Chandos,
Naxos is also max,
I like sax, not tax,
Bax makes me relax.

新年早々、お粗末様でした。","","1"

"0113081018","mlNJ/XnmxFBJ.","市川 千尋","chihiro@mxj.meshnet.or.jp","hoji3DS43.tk1.mesh.ad.jp","1月13日(水)08時10分","マニャール 交響曲第3番、第4番","ハイペリオンから嬉しい便りが届いたようである。録音の良さもさるところながら、
まるで新鮮な果実のように瑞々しく、流麗なマニャールである。
彼のどことなく不思議で、変わった旋律の世界を楽しめる。交響曲3番は彼の代表作
だが、中でもパストラルは際だっており、往年のアンセルメ/スイス・ロマンド
の盤に及ばないものの、この作品に対する奏者の意気込みがびりびり伝わってくるようだ。


Alberic MAGNARD
Symphony No3,No4
BBC Scottish .SO
Jean-Yves Ossonce

hyperion CDA67040","","1"

"0306092315","vK5HXou5ntf6o","市川 千尋","chihiro@mxj.mesh.ne.jp","","3月6日(土)09時23分","ブライアン 交響曲第1番 ”ゴチィック”","言わずもがな、世界で最も巨大な(?)交響曲であり、必要な演奏者も200名以上。
マルコ・ポーロという廉価版のレーベルから出されているが、この意味では
最もコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。
しかしながら音楽は以外に聴きやすい。マーラー似の旋律も快く、思わず
聴き入ってしまうが、続けざま2時間程度の演奏につき合う余裕が私には無い。
また、ブライアンはホヴァネスなどのように交響曲が多作であることでも知られている
(私もマッケラスの盤などで数曲を所有しているが)。
また、THE HAVERGAL BRIAN SOCIETY なるものがあり、活動しているという。
私にとってはいまだ謎の多い作曲家だが、この作品の大きさに敬意を表し、ご紹介
したい。
追伸 付属のブックレットの最後の方に、スタジオに軟禁(?)された200人の
   楽士さんの辛そうな写真は 思わず涙を禁じ得ない。



Havergal BRIAN sym NO.1"Gothic"
CSR Symphony ..etc

MARCO POLO 8.223280-281
","","1"

"0815153419","TSvZEnrF3arbY","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","8月15日(日)15時34分","バックスの交響曲","しばらくです。5日間のお盆休みとし、自宅でのんびりしています。 札幌では、早、朝夕秋風が吹き始めています。それにしても今年は暑かった。 バックスの交響曲の全21楽章から、私の好きな楽章上位3つを書き込んで みます。夏の企画としては少し暑苦しいとお思いになる向きもあるかもしれ ません。 1位 第1番第1楽章 2位 第6番第2楽章 3位 第7番第2楽章 優勝の楽章、ここにバックスの全てが出ているように感じます。 感情をダイレクトにぶつけるようなフレーズが1段落した後、緩やかな メロディーが始ります。ここの所が特に好きです。 クラシックが全く分からない家人が、スターウォーズの曲と言って笑いますが、 そう言えば雰囲気が似ていなくもない…。 ハリウッド音楽の源流としてのディーリアスが語られたことがありましたね。 ディーリアスの曲をピアノで弾いていたと思われるバックス、彼の作品もまた ハリウッドに影響を与えたと考えても不当ではないのでしょう。","","2"

"0829184019","VeouojgqTHwlg","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","8月29日(日)18時40分","ブラームスの交響曲","今度はブラームスの交響曲で気に入りの楽章を選んでみました。 全楽章16の中で、私の場合は、 1位 第4番第2楽章 2位 第4番第1楽章 3位 第4番第4楽章 何のことはない、第4番が好きだという再確認になってしまったのです。 そして、30年前に同じことをしてみても同じ結果であったろうことにも気が つきました。好みは、年月が経てもそれ程変化しないということのようです。 第2楽章は、フリギア旋法のテーマもさることながら、もう一方の単純な旋律 が殊の他好きです。たった2回半しか使わないことも、いかにもブラームスと いう気がします。 第4楽章のパッサカリアで彼が表したかったのものは…ウィーンの森、いや、 もっと抽象的なもののように思います。同じ変奏曲でも、ディーリアス の「定期市」の場合などは、少年時代、子馬に揺られたどり着いた村での市場の 空気、その想い出ということだと思います。 それぞれの人間性がフルに出ているという点では共通なのでしょうけれど。","","2"

"0911224236","XnfzJMI.aPO9.","市川 千尋","chihiro@mxj.mesh.ne.jp","","9月11日(土)22時42分","古き良きレコード店(石丸電気編)","秋葉原にある石丸電気は、ふた昔前はクラシック・レコードのメッカだった。
音楽評論家の出谷 啓氏も店員だったと聞く。クラシック・レコードのフロアに
入ると、異様な緊張感があり、まさにプロショップと言うにふさわしかった。
客たちも、何かの目的があってそれぞれのえさ箱を漁っており、店員に質問
するのも、クラシックの知識がないと恥をかくような雰囲気があった。
えさ箱の漁り方だが、片手でレコードをパッ、パッと素早く見るのが何とも
かっこよく、若い女性やトロそうな学生の横でこれみよがしにやるのである。
そんなことをするうち、肝心のレコードは何を探していたか分からなくなったり
した。(輸入盤でこれをするのが最もステイタス・アップになった)
さて、最も注目を集めるのが、レコード盤の検品である。店員が「どうぞ」
と重い盤を差し出す、こちらはゆっくり受け取り、不振そうな目で(時には
クリーナーでちょっと拭いたりして)見、さっとB面に返す。同じことをB
面でもして、最期にレコードを立て歪みを見る。「いいでしょう」と店員
に返し購入する。このような一連の作業を通し、コレクターとなるのである。
こういっちゃ何だが、タイヤキみたいなCDでは、こんな重々しい作業はない。
石丸電気に集うコレクターは、みんな自分のこだわりだけで来ている。その鉄則は
「見たときに買え」だ。妥協は許されないことは、コレクター当人がよく知って
いる。過去何回も苦い経験があるからだ。
バイト代や借金で手に入れたお宝は、大体お茶の水の喫茶店「丘」(明治大学並び)
で、ライナーノートを読んだり、ジャケットを眺めたりして悦に入った。
今のように個人輸入が進んだ時代ではないので、輸入盤の購入は絶えず顔を出して
いないと買い逃す恐れがあった。また、一枚二枚注文しても、まず来なかった。
ディーリアスの作品も知名度がなく、「デリウス」とマジックで補記してあった。
石丸電気の輸入盤売場で、ギョーム・ルクーの「アンドロメダ」を見つけ、
狂喜乱舞したこともあり、なかなか懐かしい場所だった。−−−続く−−−","","1"

"0912193457","XrTrT1FTrHvRg","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","9月12日(日)19時34分","マーラーの交響曲","私の場合は、 1位 第10番第1楽章 2位  第9番第4楽章 3位  第6番第4楽章 私の頭のどこかに、マーラーはロマン主義と無調とのはざ間で心が 引き裂かれた悲劇の人という観念があるのだろう。その危うさがまた マーラーの魅力の一つでもあるのだが…。その兆候は6番あたりからあった、 ということで3位。 ロマン主義で喘ぎながらたどり着いたところが第9番第4楽章という訳だ。 マーラー、ディーリアスの生きた時代は、後期ロマン派、印象派、新古典主義 の末裔、フランク派、そして雪崩のように無調へと突入して行ったグループ等など、 が乱立していた。このような中で、ディーリアスの作風は何故それ程変わらな かったのだろう。不思議な感じがする。","","2"

"0915031614","XUxAnSCbDj.CI","長谷部宏行","hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp","","9月15日(水)03時16分","石丸"," さういへば、学生服来て「法悦の詩/プロメテウス」(と、くればもちろんスクリャービン)買つたときにも、石丸電気の店員氏は何やらムヅカシイ専門用語で「○○ですよね、これは」などと言つてゐた。
 私は何が何だかわからないままに適当に「さうですね」などと調子のよい相槌を打つてしまつた。
 今もその雰囲気だけは記憶に鮮明な恥づかしい思ひ出である。
 (しかし、本当に恥づかしかつたのは、「法悦」が実は「(性的な)恍惚」だつたと知つてからだつた。)
","","1"

"0917194451","YKqgfb7Ol2NqE","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","9月17日(金)19時44分","アイヴスの交響曲","アイヴスは、無調の旗手シェーンベルクと同年1874年の生まれである。 交響曲は全部で5曲、この中で時々聴きたくなるのは、やはり次の楽章である。 1位 ホリデー・シンフォニー 独立記念日 2位      同      ワシントン誕生日 3位      同      戦没将兵記念日 彼の、多調と無調の混在、ペシミズムとオプティミズムの共存を、我々は どう捉えればよいのであろうか。まさにアメリカの音楽!とは言えるだろう。 同じカオスでも、後のリゲティの場合には、秩序ある枠組みの中でのカオス であった。アイヴスでは、昔の旋律がそのままの形で層をなし、結果として カオスを形成しているという違いがありそうだ。 ディーリアスもゴスペルなどを使うことがあったが、あくまでも変奏の素材と してであった。仮に、ディーリアスがあのままアメリカに留まり作曲活動を続けて いたとしても…アイヴスとは違った路線をとったに違いない。 参考:マーラーは1860年生、    ディーリアスはドビュッシーと同年の1862年生である。","","2"

"0918000609","YHCVCMLFpiLEk","市川 千尋","chihiro@mxj.mesh.ne.jp","","9月18日(土)00時06分","古き良きレコード店(富士レコード編)","私にとって神田は懐かしい町である、様々な煩悩が詰まっているからだ。
「人生劇場」という出ないパチンコ店、芳賀書店というアダルトショップ
ウィーンや丘などの名曲喫茶、よく勉強し、デートも楽しんだアテネ・フランセ。
オーディオの基礎を中古アンプで学んだオーディオ・ユニオン。
その中で異色の中古レコード店「富士レコード」がある。神田古書センターの
ビル上階に、SPレコードや蓄音機、昔のドーナツ盤(死語)などが無造作に
並べられていた、ここのクラシックレコードえさ箱から、ディーリアスの音楽
第U集の六枚組やプレヴィンのヴォーン・ウィリアムスの交響曲、ニールセン
の交響曲などしこたま入手した。価格も安く、なんだか悪いような気がした。
店員も気取った所がなく、中にはえさ箱の前でレコードを裸で取り出している
オッサンもいた。当時のアイドルの中古レコードを血眼で探している青年もおり、
世の中には色々な趣味の奴がいるなあと思ったが、向こうもそう思っていたことだろう。
レコードを仕入れると、裏の階段で下り、芳賀書店をひやかしたりした。
今はどうなっているのだろうか。
","","1"

"0919084734","YwTf1eTf2o9Cc","Shira","bianco@music.email.ne.jp","","9月19日(日)08時47分","神田の音盤店","靖国通りの書泉グランデの並びにミューズ社という古くからのレコード屋がありました。
70年代後半、ここで買ったトスカニーニとベームのモーツァルトが、私が最初に買った
クラシックのレコードでした。 ディスクユニオンは今の場所の向かいにあって、並びには
音楽喫茶「田園」があり・・・

石丸のキズものバーゲンにはお世話になりました。反ったLPを聴くためにバキューム・
スタビライザーまで購入(結局高くついてしまう)、それでも、レーベルがずれて音溝を
完全に塞いでいるもの、中身無し50円(ジャケットだけ)、まだら模様のものなど、
牧歌的というかワイルドというか・・・ 何十枚というレコードを手早く目視確認しながら
「危ない、これは・・ 危ない」等と始終ぶつぶつ呟いているアブナイお客さん、
380円のキズもの大量仕入れの若造(私です)など、壊れそうに真剣なひとびと。
10%のサービス券は今も健在ですが、当時「会員制度」(特に募集はしていなかった)が
あって15%の現金引きになるというサービスもありました。
店員さんにはずいぶんお世話になりました。
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"0919121238","YMkNuhaumr4Ws","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","9月19日(日)12時12分","神田の古書店街","私も昔、ある日突然神田に行こうという考えが浮かび、発作的に古書店街に行った ことがあります。Shira さんのグレ詣みたいなものです。ちょうど前の大きな通りで 地下鉄工事をしていましたので、だいぶ昔のことです。北沢本店という洋書店で、 出たばかりの英語版ユング全集全21巻をべらぼうな安値で見つけ、即購入、タムラ という店では、探していた Marshall McLuhan の The Gutenberg Galaxy を手に 入れ狂喜しました。なつかしい想い出です。 当時は本もLPもあれこれ漁っていたのですが、40代も半ば過ぎた頃から、あまり 手を広げず本当に好きなものだけを読んだり、聴いたりするようになりました。 年をとって来ると、少ないエネルギーで効率よく生きることが問われるのだと思った りしています。","","2"

"0920230549","Y.wRXcKtU68JE","おけら","","","9月20日(月)23時05分","ラテンアメリカのクラシック","ディーリアスの話題で盛り上がっているところに割ってしまい、
申し訳ありません。メキシコの作曲家「レヴエルタス」で検索したところ、
貴HPの過去ログ集にたどり着きました。
レヴエルタスといえば、やはり超大曲「マヤの夜」ですがCDで聴くことの
できる室内楽もあります。
弦楽四重奏ばかり集めた「Musica de Feria」、ドリアンレーベルから
出ている「The Unknown Revueltas」が比較的手に入りやすいと思います。
私はラテンアメリカのクラシック音楽を中心にしたHPを開設しています。
「知られざる作曲家」の宝庫です。
興味のある方はぜひお越しください。
","http://www3.justnet.ne.jp/~okera","1"

"0927223252","ZeVkX3jtcnlBI","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","9月27日(月)22時32分","バックスの Dance of Motherhood","先週いつもとは違う店に寄った際、バックスのコーナーで売れ残りCDを見 つけ買っておいた。バレー組曲 The Truth About the Russian Dancers の全21曲中の1曲で、彼の管弦楽曲の中での私のお気に入りが1つ増えた。 6分余りの短いバレー曲だが、バックスのロマン主義の極致がこれなのだろう。 どう説明したら良いだろう。そう、ディーリアス初期の「夏の夜」や「春の 田園詩」の系列に入るだろうか、それに少し厚みをつけて、旋律はマクダウェル 風にし、あとダンス向けにリズム感もほんの少し加え…。 1920年代のロンドンで、この組曲やディーリアスの「ハッサン」が上演 されていたという。タイムカプセルで1年間そこに腰を落着けたいものである。 CHAN 8863 Arnold Bax  The Truth About the Russian Dancers From Dusk Till Dawn Bryden Thomson (The London Philharmonic)","","2"
"0927231517","Z1AhpiK5bgxQY","市川 千尋","","","9月27日(月)23時15分","ミューズ社の奥様","ミューズ社の奥さんにはいろいろお世話になりました。
昔、私が北ドイツのドヴォルザークの弦楽セレナーデを購入したとき、これ買うの!
いいワヨー、いいわよーと絶賛していただきましたね、死ぬまで忘れません。
構えたレコード店が林立する中、暖かい交流ができました。ご主人を含めて。

もう、お邪魔する機会はあまり無いかもしれませんが、遠い所で想っております。

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"1008183648","1X7gpow9yo4UA","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","10月8日(金)18時36分","Green Mansions","映画「緑の館」の音楽をヴィラ=ロボスが担当したことは、過去ログ集でも触れ られています。私は昔、彼がセット撮影の楽屋裏でオードリー・ヘプバーンと談笑 している写真を見たことがありますが、あんなに笑っているヴィラ=ロボスは他 では見かけません。 ハドソンの小説の映画化は、ヘプバーンの最初のご主人(男優)が提案したこと だったそうです。この人の瞳がグリーンなのです。グリーンの瞳に映る ヘプバーン即ち Green Mansions に住まいする妖精なんて考えたとしたら憎い ですね。でも私のこの推理は当たっているかも、と思ったりしています。 冒頭の神秘的な滝がエンジェル(アンヘル)の滝ならば、オードリーの最後の 役は「オールウェイズ」のエンジェルだったことと考え合わせ、出来過ぎの 感があります。ただ、セット撮影が多く、それもお粗末で、南米の本格的森を イメージした人はがっかりするかもしれません。 さて、ヴィラ=ロボスの音楽の方はといえば、南米版妖精伝説とだけ言っておき ましょう。","","2"

"1009215837","19k9q.R/j0/hs","市川 千尋","chihiro@mxj.mesh.ne.jp","","10月9日(土)21時58分","アマリア逝く","ファドの分野で、限りない夢と希望と、人生の辛酸を教えてくれた名歌手
アマリア・ロドリゲスのご冥福を祈ります。



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"1009224518","1UCiyhRnnnfho","Shira","bianco@music.email.ne.jp","","10月9日(土)22時45分","NOSSA AMALIA ESTA LONGE!","アマリアの歌から、
遠くを思う哀しさ、近くを思ういとおしさが伝わってきます。

これから、いくつか好きな曲を聴きます。

Com que voz
Alfama
Meu amigo esta longe
....

そう、NOSSA AMALIA ESTA LONGE (私たちのアマリアは遠く)","http://www.ne.jp/asahi/bianco/music/","1"
"1024110906","4dYyhRb6zV3Ps","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","10月24日(日)11時09分","Dance on the Motherboard","シュトックハウゼンの革新的な「楽譜」を見たことがあったが、 要するに一枚のタイムテーブルの様な表であった。五線譜しか見慣れていなかった のでいささかショッキングであった。考えてみると、五線譜だって邦楽の様々な記号と 比べてより理論的に見えるだけであり、楽器を弾くための一つの地図に過ぎない。 何ヘルツの音域のサウンドが何デシベルで何秒続いているか、音色もデジタル化出来る ものは可及的そうして、それで年間スケジュール表みたく色もつけたなら面白いだろう。 まさしく、MIDIの世界の本質はこれだと思うが、いろいろな作品の五線譜からこの 表を作成し、音の世界を視覚的なダイナミックな世界に置き換えて、スクリャーピンに 見せてやったら狂喜するに違いない。 ディーリアスの作品ならどのようになるのかも興味がある。 ローランドをインストールしてあるパソコンのマザーボードは知っていると思う。","","2"
"1105210824","65Q/VCTFdw9Rk","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","11月5日(金)21時08分","調弦","ハワイアンギターでは、調弦法は100程もあるという。 クラシックギターの場合その様なことはなく、だいたい決まっている。 しかし固定したものではなく、6弦のE線をDに下げることは30曲に1曲 くらいはあると思う。さらにこれに加え5弦のA線もGに下げることもある。 この様な曲にお目にかかるのは、100曲に1曲もないであろう。 また、6弦をFに半音上げて演奏するよう指示のある曲に出くわすことがある が、16世紀の曲に散見されるぐらいなもので、普段は無いことである。 ゲイリー・カーがコントラバスの1番下の弦を半音上げて演奏している、 と聞いたことがある。これは音に艶を出す為なのだろう。ヴァイオリンでこれ をしている人は聞いたことが無い。 今春求めたバッハの「インヴェンションとシンフォニア」の演奏で、ケネス・ ギルバートはチェンバロを半音下げて調律している。柔らかく深みのある音を 出す為の工夫なのであって、幾分成功していると言えるかもしれない。 私もギターを全弦半音下げて弾くこともあるが、これは弦が押さえ易くなる という安易な理由からであって、音は確実に悪くなる。","","2"

"1118224723","8Rhi7pbnwy9XM","市川 千尋","","","11月18日(木)22時47分","DELUSION OF THE FURY","Harry Partch / Delusion of the Fury
パーチ / 「激烈な妄想」

クロメデオン、マリンバエロイカ、ダイアモンドマリンバ、
ズモ=キリ、ハーモニックカノン1・・・よくもまあ、こんな
楽器を考え出したものだ。パーチはアメリカの音楽界でも異端の
部類に属するだろう。私は長い間、1970年のモニュメント的な
LPがCD化されるのを心待ちしていた!そして、やっと再発され、
嬉しいかぎりである。LPに付属していた楽器群のブックレットが
無いのがいささか不満だが、録音状態は良く満足できる。
独自の43音階を駆使し、前出の訳のわからない楽器群がオスティナート
を繰り返す。正に土俗とシャーマニズムの儀式が展開される。
この凄さは、アフリカンのトーキング・ヘッズをも凌駕するものだ。
邦題に、「激烈な」とあるが、Furyは狂気を含んだ憤激の意であり、
狂いながらフル・ボリュームで鑑賞するのが正しい。もっとも、
JBLやアルテックのスピーカーで鳴らしたら、警察が来るであろう。

既存の音楽にいささか飽きた貴兄に、お奨めしたい。

SONY MUSIC SPECIAL PRODUCTS
A26446 innova 406



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"1214213449","/QzgLGIFUUCL.","札幌のHM","cah46130@pop14.odn.ne.jp","","12月14日(火)21時34分","私のクラシック鑑賞、ハイライト","今年、ディーリアスの作品を2曲ライヴで鑑賞することが出来ました。 「パリ」と「楽園への道」…北海道で聴けるとは思ってもいませんでした。 いっちゃんの力作、「想い出」シリーズ、こちらも毎回楽しみにしていました。 未だ続くようなので、進行形で、楽しみにしています。 ディーリアスによる6つのオペラの内、全曲を知っているのは2つのみなので これからの課題として残りました。 Shira さんのご好意でグレのディーリアス邸やロワン川を見せて頂きました。 新たに聴いた40枚ほどのCDの中から、印象深かったものを3枚選んでみま した。 @ルクーの「ピアノ四重奏曲」(未完成) これについては落書き帖のサイトに書きこみました。   HMA 1901455 Aスペインの詩、マリア・エステルの宝石箱T これは女流ギタリストによる1992年の古いアルバムです。 彼女の編曲によるアルベニスの「コルドバ」を聴いたことが無いと知った知人 が、私にプレゼントしてくれたものです。日本でも上手な女流ギタリストが増 えてきましたが、ここまで到達するのは大変でしょう。 FHCE 2001 Bバックスの The Truth About the Russian Dancers, From Dusk Till Dawn このサイトで Dance of Motherhood について書いたのですが、From Dusk Till Dawn の方のプレリュードもなかなか味があります。 グリーグのペールギュント「朝」の黄昏版みたいなフルートと、リヒャルト・ シュトラウス風オブリガート付きのケルティックな旋律…ほんの2分の中に バックスが凝縮しています。              CHAN 8863","","2"