マニアック ディーリアスのLP希少盤

この度、ある中古レコード店の理解ある店主の方からメールを頂き、
長年の念願であったLPを手に入れることが出来ました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。下記のLPを手に、
ますますディーリアスのサイトとしての重責を覚えるこのごろです。

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「人生のミサ」
ビーチャム RPO
1953/11
COLUMBIA SL-197(2LP's)

ビーチャムは「人生のミサ」を3回録音している。これはビーチャムの第3回録音だが、第1回録音(1938)は第2部第3曲への前奏曲のみ存在し、第2回録音(1948)は、あの有名なデニス・ブレインが参加し、ホルン独奏がある第2部への前奏曲のみ存在する。すなわち、全曲でビーチャムの演奏が分かるのはこの盤でしかない。感想を言うと、私が最も感動した演奏である。確かに音質は悪いしモノラルなので非常に聴きにくいが、ビーチャムの棒はやや遅めのアプローチで実に感動的な世界を作り上げている。「牧場の午後」以降は筆舌に尽くしがたいビーチャム・マジックの世界であり、CD化されないのは非常に残念である。
「ディーリアスの音楽」
ビーチャム RPO他
昭和52年6月
東芝EMI 60064-64(5LP's set)

20年以上探し続けていたLPがここで手に入った!THE MUSIC
OF DELIUS(VOL.1、VOL2)は持っていたが、VO1の日本盤がこれである。三浦先生の手による解説書が実に豪華で、三浦先生のディーリアスに関する集大成の感がある。『ディーリアスの旧居を訪ねて』や、『ディーリアス小伝』、全曲に渡る詳しい『楽曲ノーツ』など、私はこの成果に前になす術が無い。これ以上何を研究すればいいのだろう。だが、環境も世代も変わりつつある現在、三浦先生の仕事に近づけるよう、せめて空しい努力をするしかないのだろうか。


以下は既に入手済み資料です

「THE MUSIC OF DELIUS」 VOL1
The early Recordings(1927-1938.1948)
SHB32(5LP's set)

まさに英国の良心がこのアルバムを作り上げたと言って良いだろう。ディーリアスと深く関わったビーチャムの遺産が、全て収められている。このセットは、戦前の貴重な録音から現代に蘇って
収められたものばかりである。このセットの中で、ビーチャム自身が自らピアノを弾いて「人生のミサ」の解説をしている。彼の語り口にはディーリアス音楽に対する自身と情熱が感じられ、ディーリアスという作曲家は非常に幸福な人間であったと思う。ビーチャム、フィンビー、イエルカ、ムンク・・フランスでは無視されていたが、どれだけ多くの多国籍ディーリアンが彼を支えていたのであろうか?
「THE MUSIC OF DELIUS」 VOL2
The Post-War Years 1946-1952
SHB54(6LP's set)

上記の続編にあたるもの。日本では不人気から続編が発売されなかったため、「THE MUSIC OF DELIUS」に続編があることは意外に知られていない。上記のセットに収められなかったベティ・ビーチャム(ビーチャムの妻)とのピアノ協奏曲を始め、「村のロメオとジュリエット」全曲、ヴァイオリン協奏曲などの作品を収録。ベティとのピアノ協奏曲は当時英国で大きな反響だったが、ベティが急死したため非常に貴重な録音となっている。その後、ビーチャムはステレオでも多くの録音を残したが、彼の真髄はモノラル録音にあると言えるであろう。