知られざる作曲家 過去ログ集1 1997/05/05-1997/07/05
投稿された皆さんの貴重な発言ログを記入したものです。音楽を鑑賞する指針
にお役立て下さい。
投稿された論評、資料、意見等はすべて発言者に帰属します。従って内容の無
断転記はこれを一切禁じます。
07月05日(土)21時18分12秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
段々ここも賑わってきましたね。私は聴く音楽が拡散しすぎて、
ひとりの作曲家の作品をこつこつと集めることはあまりしないので、
こういう膨大な収集リストをみると感動します。古典派の音楽はそれ程
聴かないジャンルで、フンメルの曲もTp協奏曲位しか聴いたことが
ないので、曲名の一覧だけでなく思い入れのある曲についていろいろ
論じて下さると嬉しいですね。
語りたいと思います。ロマン派の最初の大物にはゴットシャルク
(1829-1869) がいるのですが、ご紹介するほど聴き込んでいないので
これはまたの機会にして、代わりに最近再評価の著しい女流作曲家
ビーチ(1867-1944) を取り上げます。彼女のピアノ協奏曲がVOX から
出ているのですけれど、これがまた、ショパンとシューマンの曲を
足して、上から砂糖をドバッと振りかけたような甘い甘い作品で嬉しく
なります。ただ、結構管弦楽の使い方などハッとするような巧みな
所も見せて、この曲が唯のムード音楽に陥ることのないようになって
います。私の聴いたCDには彼女のピアノ5重奏曲も入っていて、
こちらもフランス印象派あたりの曲を連想させる繊細さに加え、これも
また美しい旋律があふれてなかなか良いです。
ピアニストを引退し、ほとんど独学で学んだ作曲は有閑マダムの余技の
ような物だったのでしょうが、どうしてどうして相当の腕だと思います。
他にもピアノ曲を何曲か聴きましたが(多分彼女の一番有名な作品は
"Dreaming"というピアノ曲)これも忘れられるにはとても惜しい
曲です。彼女には交響曲もあり、ヤルヴィがデトロイト響と録音して
いるようですがまだ聴いていません。これもロマン派の交響曲として
出色のものと期待しています。
世紀末から今世紀初めにかけて活躍したロマン派作曲家について色々
書いてみましたが、彼らに共通していえるのは、同時代のヨーロッパの
作曲家以上にロマンチックな作品を書いているということです。「周縁
に行く程、文化は先鋭化する」とかいう文化人類学の理論があったか
どうかは知りませんが、ヨーロッパ文化に憧れ続けた(いまでも憧れて
いる)アメリカが、このような濃厚ロマンを生み出すのは歴史の必然で
あったのかも知れません。いずれにしても、これを書くために改めて
この辺りの時代の人を集中的に聴いてみたのですが、大変面白かった
です。
<!--remote_host:210.135.65.91-->,エイミー・ビーチ
07月04日(金)23時20分05秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
実に詳しい作品のご紹介、有り難うございました。市川と申します、よろしく
お願い申します。田尾さんがモーツァルトでなくフンメルにはまったのは、やは
り素晴らしい作品との出会いがあったのでしょうね。(ここにご紹介いただいた
作品を詳細にご紹介いただくだけで、立派なホームページができますね)。
これを機に、またCDのご紹介などもいただければ幸いです。<!--remote_host
:210.135.65.204-->,田尾さん 書込有り難うございます
07月04日(金)22時14分44秒,田尾幹夫,m-tao@mx2.nisiq.net,
わたしはフンメルにはまって10年ほどたちました。在り来りですが、
トランペットコンチェルトから始まって、ピアノコンチェルト、室内楽等など
へと
地道に集めて行った結果が以下の情報です。
◆と◇の印は、◆がCD音源を所有しているものです。
これらのほかに何か知っていらっしゃることがありましたら、お教えください
。
最近の研究による作品目録→フランツ・ザックス
。127の作品のうち66の番号はピアノ・ソロまたは4手用の作品、その他
多数
の小品と2200の譜例を付した3巻からなる『ピアノ奏法』(1828年)がある
。
《管弦楽曲》
◆グランド・セレナーデ第1番 ト長調 op.63 (1814) ピアノ ギター ヴァイ
オリン クラリネット ファゴット
◆グランド・セレナーデ第2番 変ホ長調 op.66 (1815) ピアノ ギター ヴァ
イオリン クラリネット ファゴット
◆メヌエット(“Menuetto fur den Apollosaal”) ( ? )
《管楽合奏のための作品》
◆管楽のためのセレナーデ 変ホ長調 (1804〜11?) 2ob.2cl.2hor.2fag.bass.
◆コンチェルティーノ ヘ長調 (1804〜11?) fl.2cl.2hor.2fag.bass.
◆管楽六重奏曲 ヘ長調 (1804〜11?) 2ob.2cl.2fag.bass.
◆管楽八重奏曲 変ホ長調 op.48 (1813?) 2ob.2cl.2hor.2fag.bass.
《協奏曲・協奏作品》
◆ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.34a (1811)
◆ピアノ協奏曲 第2番 ト長調 op.73 (1816) (ピアノとオーケストラのため
の小協奏曲)
◆ピアノ協奏曲 第3番 イ短調 op.85 (1816)
◆ピアノ協奏曲 第4番 ロ短調 op.89 (1819)
◆ピアノ協奏曲 第5番 ホ長調 op.110『告別』 (1825出版) (作曲年は1814年)
◆ピアノ協奏曲 第6番 変イ長調 op.113 (1827)
◆ピアノ協奏曲 第7番 ヘ長調 op.posth No.1 (1827) (遺作)
◇グランド・ロンド『ドゥ・ソシエテ』 ロ短調 op.117 (1827) (ピアノとオ
ーケストラのための)
◇ロシア民謡による大変奏曲 詳細不明
◇ロンド・ブリランテ イ長調 op.56 (1812) (ピアノとオーケストラのための)
◆二重協奏曲《ダブル・コンチェルト》 ト長調 op.17 (1805) (ピアノとヴァ
イオリンのための協奏曲)
◆モーツァルトの『ドン・ジョバンニ』による幻想曲 ト短調 op.94 (1820) (
ヴィオラ・ソロ、2クラリネット、弦楽合奏のための)
◆マンドリン協奏曲 ト長調 S.28 (1799) (ピアノ協奏曲第2番の原曲)
◆ファゴット協奏曲 ヘ長調 (1805) (Grand Concerto for Bassoon)
◆トランペット協奏曲 ホ長調 S.49 (1803)
◆幻想曲および主題と変奏 ヘ短調 op.102 (1823) (オーボエ・ソロとオーケ
ストラのための)
◆アダージョとロンド 変ロ長調 (クラリネット・ソロとオーケストラのため
の)
《室内楽曲》
◆七重奏曲 第1番 ニ短調 op.74 (1816) ピアノ フルート オーボエ ホルン
ヴィオラ チェロ コントラバス
◆七重奏曲 第2番 ハ長調 op.114 『軍隊』 (1829) ピアノ フルート クラリ
ネット トランペット ヴァイオリン
◆ピアノ五重奏曲 変ホ短調 op.87 (1820) ピアノ ヴァイオリン ヴィオラ チ
ェロ コントラバス
◆ピアノ四重奏曲 ト長調 op.posth.<序奏とアレグロ> (1811) ピアノ ヴァ
イオリン ヴィオラ チェロ
◆弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 op.30a (1804)
◆弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 op.30b (1804)
◆弦楽四重奏曲 第3番 変ホ長調 op.30c (1804)
◆クラリネット四重奏曲 変ホ長調 op. (1808) クラリネット ヴァイオリン
ヴィオラ チェロ
◆ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 op.12 (1803) ピアノ ヴァイオリン チェ
ロ
◆ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 op.22 (1799) ピアノ ヴァイオリン チェロ
◆ピアノ三重奏曲 第3番 ト長調 op.35 (1808?) ピアノ ヴァイオリン チェ
ロ
◆ピアノ三重奏曲 第4番 ト長調 op.65 (1814) ピアノ ヴァイオリン チェロ
◆ピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調 op.83 (1819) ピアノ ヴァイオリン チェロ
◆ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 op.93 (1822) ピアノ ヴァイオリン チェ
ロ
◆ピアノ三重奏曲 第7番 変ホ長調 op.96 (1822) ピアノ ヴァイオリン チェ
ロ
◆三重奏曲 イ長調 op.78 「“美しいミンカ”の主題によるアダージョおよび
変奏曲とロンド」 (1818) ピアノ フルート チェロ
◆弦楽三重奏曲 変ホ長調 op.posth No.3 ( ? )
◆弦楽三重奏曲 ト長調 ( ? )
◆モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 35番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◆モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 36番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◇モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 38番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◇モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 39番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◇モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 40番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◇モーツァルトの交響曲による四重奏曲編曲 41番 ( ? ) ピアノ フルート
ヴァイオリン チェロ
◇ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ 変ロ長調 op.2a−1番 (1792刊) 3つ
のソナタ op.2a の第1番 (pf.& Vn.or fl.)
◆ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ ト長調 op.2a−2番 (1792刊) 〃 第2
番 ( 〃 )
◆ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ 変ロ長調 op.5−1番 (1798) 3つのソ
ナタ op.5 の 第1番 (pf.& Vn.or fl.)
◇ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ ヘ長調 op.5−2番 (1798) 〃 第2番 (
〃 )
◆ヴィオラ ソナタ 変ホ長調 op.5−3番 (1798) 〃 第3番 (pf.& Vio)
◆ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ ニ長調 op.50 (1810〜1815) (pf.& Vn.or
fl.)
◆ヴァイオリン(又はフルート)・ソナタ イ長調 op.64 (1814) (pf.& Vn.or fl.)
◆チェロ ソナタ イ長調 op.104 (1824) (pf.& Vc.)
◆ギターとピアノのためのソナタ《The Potpourri》 op.53 (1811)
◆マンドリン ソナタ ハ長調 op.37a (1810) (pf.& Man.)
◆グランドロンド・ブリランテ ロ短調 op.126 (1834〜36) (pf.& Vn.or fl.)
序奏(アダージョ)とロンド
◆◇オルガンのための 3つの前奏曲とフーガ op.posth.7 (1800) 1.変イ長調
2.ハ短調 3.変ホ長調
◇4手用ソナタ ト長調 op.43 (1811?)
◆4手用ソナタ 変ホ長調 op.51 (1811〜15)
◆4手用ソナタ 変イ長調 《グランド・ソナタ》 op.92 (1820)
◆ベートーヴェンの大戦争交響曲によるワルツとトリオ、コーダ op.91 (1820)
(原題:New Waltzes with Trios
◇序奏とロンド 変ホ長調 op.66? (1819) (セレナード op.66 からの編曲 1839
刊)
◆ピアノ ソナタ 第1番 ハ長調 op.2 の 3a (1792)
◆ピアノ ソナタ 第2番 変ホ長調 op.13 (1803)
◆ピアノ ソナタ 第3番 ヘ短調 op.20 (1807) (グランド・ソナタ)
◆ピアノ ソナタ 第4番 ハ長調 op.38 『ディ・ブィラブーラ』 (1808) (グ
ランド・ソナタ)
◆ピアノ ソナタ 第5番 嬰ヘ短調 op.81 (1819) (グランド・ソナタ)
◆ピアノ ソナタ 第6番 ニ長調 op.106 (1824) (グランド・ソナタ ブランテ)
◇ロンド ハ長調 op.posth (1798)
◇変奏曲 op.6 (1798) 調・不明
◇ヘンデル風フーガ op.7 (1798) 調・不明
◇ピアノ小品 op. S.39 (1799) 詳細不明
◆ロンド・ファボリ 変ホ長調 op.11 (1803)
◇幻想曲 変ホ長調 op.18 (1805)
◆ロンド・ファンタジア ホ長調 op.19 (1806)
◆変奏曲 変ホ長調 《チロル民謡のテーマによる》 ( ? )
◆カプリース ヘ調長 op.49 ( )
◆ポロネーズ 変ロ長調 op.55《La Bela Capricciosa》(1811)
◆変奏曲《グルックの“アルミーダ”のテーマによる》 op.57 (1812)
◆ディアベッリのワルツによる変奏曲−第16変奏 (1824) (ディアベッリが当
時の著名な作曲家50人に依頼して出版したもの。
◆6つのバガテル op.107 (1824)
◆ロンド・ブリランテ ロ短調 op.109 (1825)
◆ロンド “ラ・ギャラント(優雅な人)” op.120 (1830)
◆幻想曲 ハ長調 《モーツァルトの“”フィガロの結婚”による》 (1830)
◆幻想曲 ヘ長調 op.124 《モーツァルト・ファンタジー》 (1833)
◆24の練習曲 (24エチュード) op.125 (1833)
◇24の前奏曲 (24プレリュード) (1815)
◇ピアノ ソナタ (第9番?) ハ長調 ( ? ) 詳細不明
◆◇トロイ人の娯楽《Trois amusements》 ( ) ◆Al’Autachienne(No.2)
◇ジングシュピール『ギーズ家のマティルド』 (1810)
◇ジングシュピール『皇帝の帰還』 (1814)
◇25のスコットランド・アリア ( ? ) 詳細不明
◆ミサ 変ロ長調 op.77 (1813)
◆ミサ 変ホ長調 op.80 (1804)
◇ミサ ニ長調 ( ? ) 詳細不明
◆タントゥム・エルゴ(グルックのテーマによる) (1806) 調・不明
◆ハレルヤ ( ? ) 調・不明
◆グラドヴァーレ op.88 ( )
◆オッフェリトリゥム op.89 ( )
◇モーツァルトの交響曲のピアノ・ソロ編曲 第35番〜第41番
◇モーツァルトのピアノ協奏曲へのカデンツァ
先日、上記の35番36番は、てにいれました。
<!--remote_host:163.139.252.229-->,J.N.Hummel
07月01日(火)22時52分01秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
もうひとり、1850年代生まれのアメリカの大物作曲家をご紹介しま
しょう。チャドウィック(1854-1931) は交響曲を3曲残しているのです
が、これ、何の予備知識もなしに聴いたらアメリカ人の手になる曲とは
信じられないのではないでしょうか。「ドヴォルザークの初期交響曲が
また発見された!」と言っても騙される人が出そうな、そんな作品です。
シューマンの曲のような濃厚なロマンと旋律美に溢れていて、ロマン派
の交響曲が好きな方には是非聴いて頂くと良いと思われるなかなかの
佳作といえます。2番と3番が、Chandos からヤルヴィ/デトロイト響
で出ていますのでお試し下さい。が、これよりもっと私が面白いと
思っているのは、VOX から出ている弦楽4重奏曲(第4番)です。
この曲あのドヴォルザークの第12番「アメリカ」に雰囲気がそっくりで、
あの曲をもう少しひなびた感じにした逸品です。そう言った意味では、
アメリカの香りが微塵もない彼の交響曲よりはアメリカ音楽にこだわる
人には面白く聴けるのではないでしょうか。あ、もちろん彼の作風、
決してドヴォルザークの亜流という訳ではありません(念の為)。
ロマン派の忘れ難い作曲家のひとりとして、もう少し日の目を見ても
いいんじゃないかなと思っています。
それとこのVOX の2枚組、初期アメリカの弦楽4重奏曲というタイトル
で、他にもGriffes Loeffler なんていう19世紀半ば生まれのアメリカ
の作曲家の作品を集めていてなかなか面白いです。ネイティブ・
アメリカンの旋律や黒人霊歌をクラシック音楽に使い始めたはしりが
丁度この頃なのですね。素朴ですが楽しい作品が色々聴けます。また、
このCDの目玉としてあの政治家兼科学者兼哲学者etc のベンジャミン
・フランクリンの開放弦による弦楽4重奏曲という珍曲が収録されて
います。この曲、以前話題にでた玉木さんのHPでも変な曲として紹介
されていた曲ですが、確かに開放弦だけで合奏すると北欧かどこかの
民族楽器のような不思議な響きになります。
メロディーはなんの変哲もない平凡なものですが、この1点でもの凄く
異彩を放っています。<!--remote_host:210.135.65.151-->,ジョージ・ホワイ
トフィールド・チャドウィック
07月01日(火)22時50分54秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
長谷部さん。貴重な突っ込み有り難うございます。私のあの書き込み
の意図は、前衛系の作曲家を除いたら、アメリカの作曲家で有名なのは
列挙した人位ではないかなということで、あそこに列挙しなかった人は、
まあ、ここで論じるのにふさわしい(つまり「知られてない」)のでは
ないかというつもりでした。ですから長谷部さんがここでコルンゴルト
を紹介されるということは、長谷部さんも私の見解に同意して下さって
いるのではないでしょうか。とクダクダ言い訳はともかく、今年生誕
100周年を迎えて再評価の著しいコルンゴルトですが、実は私はそれ
ほど熱心な聴き手ではありません。ただ、彼の出世作であるオペラ
「死の都」は、その後期ロマン派的な爛熟感が(ワーグナーとレハール
を足して2で割ったような。ムードはローエングリン、メロディーは
メリー・ウィドーといった所です。我ながら凄い例えだ....)なかなか
好ましく感じています。ラインスドルフ/ミュンヘンRSOがほとんど
唯一の録音のようでしたが、もうすぐNAXOS からセーゲルスタム/
スゥエーデン王立歌劇場の強力盤が出るようですので、是非トライして
みてはいかがでしょう。あとは長谷部さんのちょっと触れられていた
交響曲、これを録音した大指揮者はルドルフ・ケンペですね。
ミュンヘンPOとの録音がヴァレーズ・サラバンドというレーベルから
出ていましたが、今も入手できるかどうか? 演奏は他と聴き比べた
ことはないのでなんとも言えませんが、知り合いはこれがベストだと
推していました。もちろん有名なVn協奏曲、ハイフェッツのはRCA の
正規スタジオ録音盤も凄いですが、クルツ/NYPOといれたライブ盤
が、各楽章が終わるたびに聴衆の熱狂的な拍手が入るすぐれものでした。
(M&A 他、色々なレーベルから出ているようです)
残念ながら私にはあまり印象に残らないものばかりでした。やはり
管弦楽とオペラに才能を発揮した人なのでしょうか? CPOは高いのと
こちらではほとんど目にしないのとでまだ手を出していませんが、
以前市川さんが紹介されていたプフィッツナーの作品集といい、いずれ
は手を出してみたいですね。これからもよろしくお願いします。
<!--remote_host:210.135.65.151-->,忘れてませんよ。コルンゴルト
06月28日(土)21時51分38秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp (regular)
/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
行ってきました、www.korngold.co.jp(しっかしこれって凄いURLっすね)。
そういえば、ギル君のバイオリン・コンチェルトのCD、私も持ってます。
前回の投稿ではうっかり書き忘れました。確かにあの曲も素晴しいです。
まだ斜め読みしただけですが、チェロ・コンチェルトは“名盤選”には
なかったなあ。でも“主題と変奏”はあった!! 嬉しい。<!--remote_host:133.205.17.144-->,
コルンゴルト・カンパニー!!
06月28日(土)00時01分11秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
コルンゴルトの熱烈なファンであり、かつ、バイオリニストの方がコルンゴル
ト
のホームページをお持ちのようです。URLは
http://www.korngold.co.jpだと思います。
かなり細かく紹介されておりますので、いちど行かれると良いでしょう。<!--remote_host
:210.135.65.110-->,ホームページあります
06月27日(金)18時27分45秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp (regular)
/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
北米の話題ということで私からも1人。
藤井さんの、
>大物が結構多いような気がします。ミニマルとか実験音楽とかの世界
>で評価されている人は結構たくさんいますが、保守的な作風の人で、
>日本で比較的聴かれている人はバーバー位ではないでしょうか?
>(ジャズの語法を取り入れたガーシュウィンやコープランド、オケの
>ショーピースをいろいろ書いたグローフェやルロイ・アンダーソン
>なんかは取敢えず別格とします。あ、そういえば別格の大物にスーザ
>とフォスターもいましたね。)
という見解を前提にした標題です。失礼があればお詫びします。
生まれと若い頃はヨーロッパの人ですが、アメリカへ渡ってからも
たいそう活躍したエーリッヒ・ウォルフガング・コルンゴルト、
あるいは、何とかコーンゴールド(だったかな?)はいかがでしょう?
彼の作品は、映画音楽の分野で有名ですが、それ以外の分野にも
聴いて損をしない作品がたくさんあります。
(注、私自身は映画音楽を一段下の音楽とは毛頭思っていません)
特に、オーケストラ作品は大いに楽しめるでしょう。
単一楽章のチェロ協奏曲は、ピアノ協奏曲で例えれば、さしずめ
イギリスはアディンセルの“ワルソー・コンチェルト(ワルシャワ協奏曲)”
といった感じです。(どちらも、そのまま映画音楽として使用されました)
また、作品番号は忘れましたが、“主題と変奏”というのがあり、
素直に感動できる絶品として記憶に残ります。
CDは、cpoレーベルから作品集が出ており、大概の曲は聴けます。
(他にもあるでしょうが、とりあえず私の持っているものをご紹介)
なお、(純粋な)交響曲もあり、これは誰だったか大御所の指揮者も
録音しているとのことです。
p.s.ハンソンの諸作品は、数箇月前、国内盤でも何枚かまとめて
06月26日(木)23時22分47秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
久しぶりです。いつも藤井さんの研究熱心には驚かされます。この調子でいろ
いろ聞かせて下さい。
このページのカウンターも1200人を越え、ここにご記帳いただかない皆さ
んも、関心をもって見ている方も多いと思います。1200人には1200人の
音楽談義があるはず、どんなことでも結構ですのでここかクラシック会議室に書
き込んでみて下さいね。
さて、ハワード・ハンソンが出てきましたので、ちょっと参加させて下さい。
アメリカのシベリウスになろうとした彼の評価は分かれますが、少なくとも6つ
の交響曲を聴くと、”ノルデイック”で”ロマンテック”な気持ちになります。
若いときは彼の音楽に単純な反発を覚えたもので、その甘い旋律に「ハンソンを
叱れ」なんて思ったものですが、今聴き返してみると、案外深い思索、陰影があ
り、ちょっと呆然としました。
でも、やはりウィリアム・シューマンのアメリカらしい表現に惹かれてしまい
ます。
たまにハンソンのCDをとりだして聴きますが、私にとって、それは古い風景
画のように過ぎ去った情景でありむしろ、中南米の未だ見ぬ作曲家に深い思いを
馳せたりします(藤井さん得意の分野ですね)
HAWARD HANSON
SYMPHONIES(1-6)
THE SEATTLE SYMPHONY
GERARD SCHWARZ DELOS DE3073-
<!--remote_host:210.135.65.38-->,ハワード・ハンソン
06月26日(木)22時33分52秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
もうひとり、たくさんの曲を聴いていないのにも関らずこの人も紹介
してしまいましょう。可憐なピアノ曲「野バラ」だけで辛うじて名前が
残っているマクダウェル(1860-1908) ですが、彼の2曲のピアノ協奏曲
は、ロマン派のピアノ協奏曲としてもっと高く評価されてもいいのでは
ないかと私などは聴くたびに思います。雰囲気としてはラフマニノフや
グリークの協奏曲によく似ていて、美しい旋律と華麗な技巧が溶け合っ
たなかなか楽しい聴き物です。アメリカの作曲家であるためか、彼らの
作品のように民族色を表に出すことなく、無国籍な旋律美だけで勝負
しているので(アメリカの作曲家がジャズなんかを取り入れ出したのは
はるかに後のこと)、その辺りが好悪の分かれ目になるのでしょうか?
私なぞはこのすっきりロマンがとても好ましいのですが....
ことで、この世代のアメリカの作曲家は作風がまるでヨーロッパです。
Jazzy なアメリカはやはりガーシュウィン(1898-1937) あたりから
なんでしょうか?ちょっと追いかけてみたいテーマですね。もっとも、
もっと若い世代の人でもヨーロッパ音楽しちゃってる人はいろいろ
いますけれど(ハンソン(1896-1981) だとか)、アメリカ自体が多様な
文化の寄せ集めですから....
アーマト盤、Proarte にハン盤がありますが、私は後者しか聴いていま
せん。面白いのは両方共伴奏がフリーマンという黒人指揮者で、この人
この曲のスペシャリストなのかも知れません。
前者ではLPO を、後者ではシカゴ・シンフォニエッタを振っています。
の録音もありました。結構凄い演奏が期待できそうです
<!--remote_host:210.135.65.96-->,エドワード・マクダウェル
06月26日(木)22時33分15秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
読みを英語風に直しました。このハーバート(1859-1924) について
もう少し書きます。
のがArabesque から出ている「ザ・アメリカン・ガール」というCD、
この曲自体は新聞社の為に書かれたマーチなのですが、カップリングに
彼のオペレッタから「プリンセス・パット」「ザ・ドリーム・ガール」
「ナトマ(アメリカインディアンの話らしい)」のセレクションを
ソプラノと管弦楽で収録しています。アメリカン・オペレッタといえば
真っ先に挙がるのはジークムント・ロンバーグの「学生王子」ですが、
ああいった感じのウィンナ・オペレッタっぽいのだけれどちょっと違う
(英語で歌うから当たり前か。これをもう少しポピュラーっぽくしたら
R・ロジャースのミュージカルになるのでしょう。サウンド・オヴ・
ミュージックとか南太平洋とか....)この微妙な違和感がいいですね。
モノクロのミュージカル映画を見ているようなキッチュな感じが好きな
人には(私のことです)たまりません。このレーベルからは他にも数枚
彼の舞台作品集が出ているようです。(Arabesqe Z6561 T.Ringholz(Sop)
& D. Hunsberger 指揮 Eastman-Dryden管)
<!--remote_host:210.135.65.96-->,ヴィクター・ハーバート(続)
06月23日(月)21時22分59秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
アメリカの作曲家は、ヨーロッパ音楽主体の日本のクラシック界では
不当に低く評価されているせいかどうか知りませんが、知られざる
大物が結構多いような気がします。ミニマルとか実験音楽とかの世界
で評価されている人は結構たくさんいますが、保守的な作風の人で、
日本で比較的聴かれている人はバーバー位ではないでしょうか?
(ジャズの語法を取り入れたガーシュウィンやコープランド、オケの
ショーピースをいろいろ書いたグローフェやルロイ・アンダーソン
なんかは取敢えず別格とします。あ、そういえば別格の大物にスーザ
とフォスターもいましたね。)しばらくはこの、アメリカ保守系の
知られざる大物に注目して見たいと思います。この中では第一にこの
ハーバートを挙げることに私はやぶさかではありません。といっても
私も聴いたことのあるのは彼のチェロ協奏曲とあと管弦楽小品を
ちょろっとといった程度なのですが。とにかく旋律が奇麗なんです。
第2番のようですが実はこの曲、アメリカを訪れていたドヴォルザーク
が聴いていたく感動し、彼の超有名なチェロ協奏曲を書くきっかけと
なったといういわくがあるのだそうで、その辺を意識してか、Sonyの
ヨ・ヨ・マ盤ではこの2曲をカップリングしています。この曲、第2
楽章のアンダンテが極上ミュージカルのラブシーンのように甘く、甘く
歌うのでここだけでも是非聴いて頂けたらと思います。もちろん端正な
第1楽章やラプソディックな第3楽章にも素敵なメロディー満載で、
エルガーの協奏曲が好きな方はこれにもハマるのではないかなと思い
ます。が、私が好きなのはVc協奏曲でも実は最近までほとんど無視
されていたという第1番の方で、古き良きアメリカを思わせる優雅な
旋律(英国音楽+α)が実に素晴らしいのです。この2曲を一度に
聴けるハレル盤(London)がとりあえずのお薦めでしょうか。
ちなみにこのハーバート、生前はアメリカン・オペレッタの作曲家とし
て有名だったのだそうです。旋律がよく歌うのもそのためでしょうか。
<!--remote_host:210.135.65.217-->,ヴィクトル・ハーバート
06月23日(月)21時22分15秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
そろそろ中南米もネタ切れになってきましたので、簡単にまとめを
してから、話題を私のお膝元の北米大陸に移動したいと思います。
といっても、残るはあまり私には面白くない作曲家か、あるいはまだ
良く知らない作曲家だけになってしまいますが。そんな未知の大物の中
で私の興味を引くのは、メキシコの作曲家ハルフテル、アルゼンチンの
奇才カーゲル、ヴェネズエラのエステヴェスなどです。それと、ここ
では名前の挙がらなかった国にも国民的な作曲家がいるはずなので
その辺の探索は続けて行きたいと思っています。
(南米のクラシック音楽水準は意外に高いですので、有名な作曲家の
いないペルーとかチリとか、はたまたボリヴィアとか、面白い音楽が
埋もれているのではないでしょうか?)
カリプソにレゲエと中南米の音楽財産はとてつもなく大きいですね。
また何か面白いものが見つかればレポートします。<!--remote_host:210.135.65.217-->,
南米の作曲家(とりあえずまとめ)
06月23日(月)21時21分04秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
長谷部さん、お誉めの言葉を頂き(ゲストブックで)有り難うござい
ます。これからも、このコーナーの名に恥じないマイナー道に徹します
のでよろしくお願いします。もちろん、長谷部さんの投稿も私には大変
興味深いものばかりですので、今後も色々御教示下されば有り難いです。
さて、おっしゃる通り、邦人作曲家が「知られざる」人であるのは確か
に問題ですね。かくいう私も、全く聴いたことのない人がたくさんいる
ので大きなことは言えないのですが、数少ない馴染みの作曲家の中から、
とびきりのお気に入りをご紹介したいと思います。
日本音楽集団という邦楽器アンサンブルがあります。琴や尺八、和太鼓
などを使って、如何に新しい日本の音楽を作るかを試みているグループ
です。彼らに曲を提供している作曲家には、三木稔と、この長沢勝俊が
いますが、三木氏の作品を本格派クラシックとすれば、長沢氏の作品は
ポップで、とても親しみやすい分かりやすさがあります。三木氏の
「わび・さび」や「幽玄さ」を感じさせる諸作品も大変素晴らしいです
けれども、なんだか何回も聴きたくなるような懐かしさを覚える長沢氏
の作品の方に私はより惹かれるものがあります。作風としてはラヴェル
(序奏とアレグロあたりをイメージ)と宮城道雄を足して2で割った
ような感じで、「春の海」のように流麗に流れる旋律に現代的な勢いや、
斬新な楽器の使い方による新鮮な響きが加わって、大変心地良いです。
CDはBMG から、長沢勝俊作品集として4枚出ており、あるとすれば
邦楽のコーナーに置いてあると思います。中では初期の作品「人形
風土記」や「子供のための組曲」を収録した第1集が一番素敵でしょう
か(BMG CRD-1077)。私はこれらのCD、こちらに持って来て、時々
聴いて日本を懐かしんだり、こちらの友人に日本文化を紹介する時に
聴かせたりしています。「海外赴任のお供に、電気炊飯器と長沢勝俊
(のCD)」(失礼しました)というところでしょうか。
も担当しており、私も舞台で見た時に大変感動したことがあります。
からして、なんだか彼の作品のように思えるのですが、こちらでは
調べる術がありません。どなたか御存知の方はおられませんでしょうか。<!--remote_host
:210.135.65.217-->,長沢 勝俊
06月22日(日)16時47分17秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp (regular)
/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
知られざる作曲家といってよいかどうかは疑問ですが、オルガニストの酒井
多賀志をご存じでしょうか。
トラディショナル・ソングによる変奏曲シリーズなどは知る人ぞ知る人気曲
だったりしますが、ここでご紹介したいのは、“瞑想的即興曲「流離」Op.
17”です。これは「さすらい」と読みますが、作曲者は「わび、さびの世界
を初めてパイプオルガンで表現したもの」とか「オルガン音楽の中に日本の
四季の情感を初めて盛り込んだ作品」などと言っており、また、自演のCDも
発表するなど、自信作のようです。
私も、実に充実した内容の曲(聴き応えのある曲)であると思います。
1985年作曲のこの作品は、1992年6月にはイギリスのオックスフォード大学
出版局から楽譜が出版されました。
邦人についても、たまには書かなければ、と思い、1曲ご紹介しました。<!--remote_host
:133.205.17.159-->,酒井多賀志
06月21日(土)15時24分29秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
プーランクを知られざる作曲家とするのには凄く抵抗があるのですが、
確かにラフマニノフよりは知られてませんからいいですね(笑)。
Vnソナタは、Flソナタと並んで、彼の室内楽の中ではかなり有名な
方ではないでしょうか。Vnソナタは1楽章冒頭があまりにインパクト
強いので、2楽章のギターを摸したという所はあまり印象に残って
いません。スペイン内戦で殺された詩人ロルカの追悼のためということ
で、彼にしては激しい感情をぶつけた第1楽章の冒頭は確かにとても
印象的です。でも私は、そのあと出てくる優しく伸びやかな旋律(第2
主題?)により魅力を感じています。この優しくて、小粋なところが
私は大好きで、その魅力が最大限に発揮されているVcソナタや木管と
Pfの6重奏曲みたいな曲の方がどちらかというとしっくり来ます。
しかし、この人、とにかく多彩でいいですね。R・クレイダーマンも
真っ青のポップなPf協奏曲やら、コメディー映画を見ているように
生き生きとしたオペラ「テレジアスの乳房」があるかと思えば、合唱曲
では一転して敬虔な美しいハーモニーを書いてみたり。小粋なパリの
生活を思わせるPf独奏曲がある一方で、2台のPfのための協奏曲や
ト調のミサ曲ではガムラン音楽を思わせるようなエキゾチックな旋律を
用いてみたりと聴くたびに色々驚かされます。
あ、それと余談ですが以前ご紹介したレヴエルタスのCD、1曲目の
管弦楽曲の題名が「ガルシア・ロルカへのオマージュ」といいます。
ラテン系の芸術家には相当インパクトの強い事件だったのですね。でも
この曲、結構明るいのがちょっと不思議ですけれども。
(そういえばラテンアメリカの曲で、あまり暗い曲というのは聴いた
ことがないなあ.....)
<!--remote_host:210.135.65.150-->,プーランク
06月20日(金)23時34分31秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
藤井さんの言われるとおり
中でもプーランクのVlソナタ(有名ですが)はもっともっと聴かれていいと
思います
ロルカの影響が濃く、第2楽章のギターを模倣した旋律は、藤井さんはどうお
聴きに
なりますか?ここら辺は評価が分かれる所でしょう。ロルカの死に直面したプ
ーランク
の怒りを考えると、彼なりのレクイエムであり好感をもって聴けるような気が
(私は)します。
そしてメロディアスな第1楽章は、おそらく、だれの心をもつかむでしょう。
フランス音楽の独自なエスプリと個性、そして真摯なフランキストたち、その
華が
室内楽に端的に現れているような気がします。
そうそう、マニャールを忘れていました、続きは次の機会に。<!--remote_host
:210.135.65.107-->,プーランク
06月20日(金)22時47分29秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
ギターを弾く人にはお馴染みの名前なのでしょうが、この人も
あまりメジャーな作曲家ではないですね。彼はなんと南米パラグアイ
(どの辺にあるか御存知ですか)の作曲家なのです。ギター曲以外に
曲を残しているのかは不明ですが、彼のギター曲は、なんだか何度も
聴いたことがあるような懐かしい暖かさを覚えてなかなか素敵です。
生没年(1885-1944) からするとかなりの保守的作曲家と言えなくも
ないですが、ギター曲の世界はあまり前衛的な曲は好まれないよう
ですね。前衛系の作曲家ベリオやヘンツェのギター曲を聴いたことが
ありますが、意外にロマンチックで聴きやすいのに驚いたことがあり
ます。
バリオスのCDはJ・ウィリアムスがSonyに入れた録音が1枚に曲を
たくさん収録している上に、演奏も見事で文句のつけようがありませ
ん。(Sony LSBK47669) 特に2曲目のマドリガルを是非聴いてみて
下さい。とても幸せな気分になれます。なお、このCDにはメキシコ
の作曲家ポンセ(1882-1948) の変奏曲も収録されていますが、こちら
は私には今ひとつ良さがわかりませんでした。それでも彼の曲は
これから探索するところです。あの美しい歌曲"Estrelita" のような
素敵な作品が他にもあればいいのですが....<!--remote_host:210.135.65.185-->,
アウグスティン・バリオス
06月20日(金)22時40分06秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
マニャールの交響曲は、プラッソン/トゥールーズ管でEMIから出た
CDを見掛けたことがありますが、もはや廃盤なのでしょうか?
私がマニャールで聴いたことがあるのはVnソナタだけで、これも
EMI からでていたデュメイ/コラールのコンビのフランクのソナタに
カップリングされていたものですが、すごく長大な割に旋律の魅力が
あまり感じられず、ほとんど印象に残っていません。やはり彼の曲は
おっしゃるように難解なのですか? でもフランス系の室内楽は素敵な
作品が多いので、彼の作品にも魅力的なものがあると思うのですが、
市川さんは彼の室内楽の中では何が一番良いと思われますでしょうか?
(フランスの室内楽というとフォーレを筆頭にして、サン・サーンス、
ルーセル、ショーソン、プーランク、フランセなどがいいなあと思い
ます。特にプーランクの軽妙な味は(VcソナタとかClソナタ)は
もっと聴かれてもいいのではと思います)
<!--remote_host:210.135.65.136-->,マニャール
06月19日(木)22時37分05秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
藤井さん、いつも遠くから投稿ありがとうございます。もう中南米は藤井さん
の独壇場
ですね。いつも面白いお話をきかせていただいております。
さて、ここの音楽談義は”知られざる作曲家”ですので、一応本題に戻りたい
と思います。以前も一度触れましたが、アルベリック・マニャールの音楽に最近
は惚れ込んでいます。(ディーリアスの本業そっちのけ)。どうも私はフランキ
ストの音楽が好きなようで
彼もダンディに師事しました。神田の富士レコード店で中古の”交響曲3番”
を手に入れてから(アンセルメ スイス−ロマンドの黄金時代の録音です)、彼
の音楽の難解さ
と同時に、彼の独特の美学−第2楽章のパストラーレ−を今 ゆっくりと味わ
っています。最近、彼の室内楽の5枚組のCDが発売され、ウイットに富み、飽
きさせない初めて聴く彼の室内楽に狂喜乱舞しています。
ALBERIC MAGNARD
L'oeuvre integrale de musique de chambre
ACCORD 200752 MU 756(5枚組)
残念なのは、彼の素晴らしい交響曲が、今では見あたらないことです。
交響曲全集の発売を心から望みます。
<!--remote_host:210.135.65.196-->,アルベリック・マニャール
06月17日(火)22時14分33秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
リズムのキレ方が尋常でないアルゼンチンの超個性派としてご紹介した
ヒナステラですが、CHANDOS から出ている「弦楽のための協奏曲」を
聴いてみてびっくりしました。初期の判りやすい作風とは打って変わっ
た難解な作品だったものですから。ものの本によれば、彼は1960年頃を
境にして、無調音楽へと手を染めたのだそうです。従って作品番号30
あたりより後の曲はそれ以前の曲とはガラリと曲想が違ってしまうの
ですね。皮肉なことに、初期の判りやすい作品の方が圧倒的に有名だ
ったりしますが(この辺、ストラヴィンスキーによく似ていますね)。
ただ、この曲も無調ではあっても、終楽章など期待通りにリズムがぶち
キレてくれているので結構楽しく聴けます。バルトークの弦楽のための
ディヴェルティメントをもう少し過激にしたような作品といえば当たら
ずといえども遠からずでしょうか。
このCD(CHAN9434)、イ・ムジチ・モントリオールの演奏で、他に
ヴィラ・ロボスの弦楽のための組曲とブラジル風バッハ第9番、それと
エヴァンヘリスタという作曲家の作品が入っています。この弦楽合奏、
なかなか良いアンサンブルで聴き応えあります。エヴァンヘリスタと
いう人も割と変わった人なので(1943-) いずれご紹介しようかと思い
ますのでよろしく御期待のほどを。<!--remote_host:210.135.65.113-->,ヒナ
ステラ再び
06月17日(火)22時13分57秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
一通りイギリス音楽を振りましたので、再びラテンアメリカに私は帰り
ます。で、ご紹介するのがメキシコの作曲家レヴエルタス(1899-1940)
です。彼の作品集はBMG のCatalystシリーズという、「セミ現代音楽」
を出しているレーベルから1枚出ています(09026-62672-2)。このCD
の凄い所は、ジャケットが着飾ったドクロであるのみならず、CDの
ラベルにまでドクロの絵がプリントされているという、ハードロックも
真っ青のデザインにあります。が、音楽そのものは大変明快で、同郷の
チャヴェスなどと比べてもはるかに親しみやすい音楽です。代表作は
「センセマヤ」という管弦楽曲で、以前ご紹介したT・トーマスや
バティス指揮のラテン音楽集には必ず収録されている有名曲です
(ラテンでは、ですが)。この曲、やはり以前ご紹介したヒナステラの
作品程キレてはいませんが独特のリズムは大変面白く、聴いてみる
値打ちは充分にあります。このCDには他に軽妙な室内管弦楽曲4曲
に、「マヤの婚礼」という妙に荘厳な管弦楽組曲が収録されています。
彼はアル中で若くして亡くなったのだそうですが、結構いろいろな曲を
聴いてみたい(特に室内楽があれば)作曲家のひとりです。
<!--remote_host:210.135.65.113-->,シルヴェストレ・レヴエルタス
06月14日(土)23時40分51秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp (regular)
/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
といえば、何といっても、“チェロとピアノのためのソナタ”が私の
最愛聴曲。
細かくは省きますが、未聴の方で美しいメロディーが嫌いでない方は、
ぜひお試しを。
<!--remote_host:133.205.17.126-->,ラフマニノフ
06月12日(木)23時19分04秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
私がクラシック音楽を聴き始めたのは、何といってもラフマニノフのピアノ協
奏曲を聴いた感動からでしょう。それまで、人に良いと言われた音楽は、ああい
いなと聞き流して終わりだったのですが、ラフマニノフの2番の協奏曲は、もう
夢の中まであの第2楽章が鳴り響いておりました。小学生から中学生にかけての
、夢の多い時代でした。森さんのページにもお好きな方がいらっしゃるようです
が、発言されている行間から彼の音楽への親しみが伝わってくるようで非常に身
近に感じられます。
アンドレ.プレヴィン指揮の第2交響曲も、レコード盤がすり切れるほど、毎
日聴きました。彼の音楽に接して、今思うのは、まず感謝と、それから、難解さ
でしょう。ピアノソナタ、宗教音楽、その他歌曲など聴くと、彼の音楽の中心を
貫くものが見あたらないのです。でも、それは、彼の音楽がすべての面で自由で
あると言えます。もし、彼の音楽の中心がロマンシズムであったなら、彼はずい
ぶんつまらない作曲家であったでしょう。
学生の時、彼を知る良い本に出会いました。
ラフマニノフ −限りなき愛と情熱の生涯−
ニコライ・D・バジャ−ノフ著 小林久枝訳
音楽之友社 (昭和50年発行)
この本には、彼の生涯と郷愁が大変良く書かれています。また、グラズノフが
彼の第1交響曲を初演して大失敗する場面など、まさに自分のことのように
はらはらします。
図書館などにまだあると思いますので。興味ある方はお読み下さい。
<!--remote_host:210.135.65.110-->,気分を変えて ラフマニノフ
06月07日(土)22時39分42秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
4回に渡るG&S特集、ありがとうございました。よく名前は聞きますが、そ
の作品群
に接した方は、わりあい少ないのではないでしょうか?貴重な指針となると思
います。
この談義も、藤井さん、長谷部さん、UKさんなどのおかげで、いろいろな方
面のお話を聞くことができています、訪問者も1000人を越え、これからも肩
のこらない運営を
心がけたいと思います。
また、ゲストブックも作ってありますので、できればご記帳をお願いします。
さらに、
徹夜して”クラシック会議室”のCGIを導入しました、捜し物、討論、演奏
会、CD
の感想などお書きいただければ幸いです。
(藤井さんの投稿はメールより転記しておりますので、不自然な行間がありま
すがご容赦下さい)<!--remote_host:133.205.251.26-->,日頃のご投稿感謝しま
す
06月07日(土)22時19分19秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
ドタバタ喜劇はどうも駄目だという真面目な方にはこのコンビの最後の作品、
「ヨーメン・オヴ・ザ・ガード(近衛兵)」はいかがでしょう。中世を舞台に
無実の罪で幽閉され、処刑を待つ身の貴族に恋した塔守の娘、彼女はうまく
彼を救い出し思いを遂げることができるでしょうか。昔の時代を舞台にして
いて音楽はこの上もなく上品ですし、最後はほろりとさせる結末で、彼らの
初期の作品にない深みがあります。CDでは、マリナーが素晴らしい演奏を
録音しています。歌手もT・アレン、S・マクネアーとオペラの大物を起用し
、とても格調高いスタイルで超お薦めです(Philips)。
この他にも、「プリンセス・イーダ」「アイオランテ」「ゴンドリアーズ」
etc.と、このコンビ、全部で11のオペレッタを残していますが、ご紹介した
この4つが代表作といってよいと思います。ウィーン・フォルクスオパーが
来日してからウィンナ・オペレッタを愛好する人が増えたように、この分野も
日本でもう少し聴かれるようになるといいなと思う今日この頃です。<!--remote_host
:133.205.251.26-->,ギルバート&サリヴァン特集(最後)
06月07日(土)22時18分41秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
G&Sの代表作といえば、やはり「ミカド」ということになるのでしょう。た
だ、このオペラ、UKさんがご紹介下さったバーンスタインの言葉のように「日本
を題材にした」というのは少々言い過ぎでしょう。当時開国したばかりの未知の
国日本をダシにして、イギリスの社会を皮肉ったお伽話を作ったというのが正
確
な所です(トゥーランドットが中国そのものを描いていない以上に、ミカドは
日
本を描いていません)。大体、登場人物の名前にしてから、ナンキ・プーだの
ピシュ・タシュだの、日本人をナメているとしか思えないネーミングですし、
日本の旋律は「宮様・宮様」が出てくるだけで、あとは完全にヴィクトリア朝
のイギリス音楽です。ちょんまげや結い髪姿の西洋人が、マドリガルだのフォ
ッ
クストロットだのを歌うのは大変違和感がありますが、音だけ聴く分には実に
いい
メロディーです(あんまり美しいので、私はこのマドリガルを結婚式の入場曲
にしました。また第1幕の終曲の合唱は、私にはエルガーの交響曲とならんで
、
黄昏いく大英帝国のレクイエムに聞こえます)。
ミカドも登場して、珍妙に踊りながら、"From every kind of man Obedience
I expect; I'm the Emperor of Japan..." なんて歌っているのをみると日本で
の
上演は無理かなと思いますが、カナダのストラッドフォード演劇祭での上演が
日本でもLDになっているんですね。非常に楽しい舞台でお薦めです。財津一
郎みたいな演技のミカドが出てきますし、皆演技が濃くて笑えます。
あらすじは、ミカドの気まぐれなお触れで、死刑囚から死刑執行人に取り立て
られたココという男が、やはりミカドの命令で1ヶ月以内に処刑がないと町を
取
りつぶすと言われ、後見しているヤムヤムという娘に惚れているナンキ・プー
と
いう青年と契約して、娘と結婚するのを許すかわりに、1ヶ月後に処刑される
ことにしたのですが、実は青年はミカドの決めた許嫁との結婚がいやさに皇居
を逃げ出してきた皇太子だったので起こる騒動を描いています。CDでは快活
な
マッケラス盤もいいですが、ここはとても上品なサージェント盤(EMI)
で落日の栄光の響きを味わうのはいかがでしょう。<!--remote_host:133.205.251.26-->,
ギルバート&サリヴァン特集(その3)
06月07日(土)22時17分47秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
乳母が"Pilot" と"Pirates" を聞き間違えたために20歳の誕生日まで海賊に
年期奉公に出された可哀想な少年フレデリック、ようやくその日を迎え、
これからは海賊退治に人生を賭けると、当の海賊達の前で大見得を切ります。
それを頑張れよと送りだす海賊達、冒頭から勇ましい海賊達の歌とアクション
が映える「ペンザンスの海賊」は舞台で見るのが一番楽しい作品です。
とにかく海賊達がカッコイイのですが、彼らはまた、自分達がみなしごで
あるが故に、可哀想な身の上話を聞くと同情でメロメロになってしまうという
気のいい所も見せてくれます。彼ら海賊と、フレデリックと恋仲になる娘の
セクシーな姉妹達の御気楽コーラスと、海賊退治に駆り出された腰抜け
警官隊の軟弱コーラスが3つ巴になる終幕は圧巻です。
これにもテラークにマッケラスが録音しているのですが、ちょっと海賊も
警官隊も上品すぎるかも知れません。日本で入手できるかどうか不明ですが、
1982年にミュージカル映画として撮られたのがMCA
からビデオになっていて、これは海賊のアクションといい、警官隊のダンスと
いい(モンティ・パイソンみたい)、なかなか見応えがあります。ヒロインにポ
ップス歌手のリンダ・ロンシュタットが出ているのには驚きました。<!--remote_host
:133.205.251.26-->,ギルバート&サリヴァン特集(その2)
06月04日(水)22時33分50秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
G&S紹介シリーズ、勝手に始めてしまいますがよろしいですか?(笑)
最初にご紹介する作品は「HMS Pinafore(ピナフォー)」です。英国
海軍の水兵と艦長の娘の恋物語に、身分制度の矛盾に対する風刺を絡ませて、
G&S最初の大ヒットとなりました。このHMSというのは"His (Her)
Majesty's Ships"の略で、国王(女王)陛下の軍艦という意味になるで
しょうか。
Pinaforeというのは大きなエプロンのことだそうなので、邦題は「英国軍艦
エプロン号」になります。海を愛し、海軍を誇りにしていた英国ですから、
格調高い水夫の合唱や、「ルール・ブリタニア」ばりの愛国歌など、イギ
リス音楽好きの方には結構気に入って頂ける作品だと思います。ただ、初期
の作品ですから所々退屈な所がありますが....最後は無茶苦茶な理由で身分
の違いが解消され、めでたく2人は結ばれますが、身分制度なんてそんな
程度のものさ、ということなんでしょうか。恋敵の英国貴族にして「海を
知らない海軍提督」のサー・ジョセフ・ポーターを道化役にしているところ
にもそんな皮肉を感じます。
この作品、海を越えてアメリカでも大ヒットしたのですが、当時英米間には
著作権の条約がなかった為に、粗製乱造の海賊版公演が林立し、それに
怒ったG&Sの次の作品は皮肉にも「ペンザンスの海賊」となりました。
CDはマッケラス盤(Telarc 80374)を聴いてみて下さい。全曲が1枚に収ま
っているのも魅力ですし、録音・演奏ともに文句なしです。<!--remote_host:210.135.65.138-->,
ギルバート&サリヴァン(その1)
06月04日(水)22時32分14秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
私もけっこうマイナー好みなのですが、ここは私があまり手を出していない
作曲家が多く紹介されるので興味深いです。ティペットの「我等の時代の
子」こそCDを持ってますが(織り込まれた黒人霊歌がいいですね)、
フィンジもブライアンもホヴァネスもまだ未着手です。ティペットは
オペラの評価が高いようなので(「真夏の結婚」とか)他のもぼちぼち
聴いていこうかなとは思っていますが。
さて、ウォルトンの異色作をもう1曲紹介しましょう。"The Wise Virgin"
(1940)というバレエ曲なのですが、この曲、なんとバッハのカンタータの
中の曲をウォルトンが編曲したもので、カンタータ99番の開始コーラスに
始まり、「狩りのカンタータ(208 番)」のシンフォニアなど、全部で6
曲からなる組曲です。これがまた、見事にウォルトンの重厚でロマンチック
な音に編曲されており、知らなければ原曲がバッハとはとても思えない
代物です。私にとってはムソルグスキー/ラヴェル編の「展覧会の絵」に
匹敵する楽しい作品で、ストコフスキーとは全然違う個性的味付けが大変
オツです。CDはEMI から、R・アーヴィング指揮のコンサート・アーツ
管で出ています(CDM 65911)。
<!--remote_host:210.135.65.138-->,バッハ/ウォルトン
06月04日(水)10時54分10秒,UK,igarashi@imagineer.co.jp,
たまたま、ミカドの話があったので、思い出した話を書きます。
昔、バーンスタイン(レニー)が来日した折、関係者のプライベートな食事会
があったそうです。
合間でテーブル上で手遊びしていた高橋悠治さんをちらと見たレニーは、「そ
れ、ベートーベンの○×番のソナタだね」と言い当て、また、別の瞬間にやはり
手遊びしていた小澤征爾さんに向かって「それは雨に歌えば(だったかな?ちょ
っと忘れましたが、ポピュラーなミュージカルの中の曲だったことは確かです。
)だね」と。
そのうち、レニーは「これわかる?イワキ(岩城宏之さん)」
−手でリズム刻む−
一同「???」
「これはねぇ、ミカド!日本を題材にした曲だよ。君たち日本の音楽家は勉強
不足。それになんでも西洋(独・仏あたりを指していると思われる)のものが第
1で、垣根立てすぎ。デュークエリントンのジャズだってドヴォルザークがアメ
リカで始めた音楽教育の産物なんだから、ジャンルの優劣なんてないの。」
詳細は、もちろん又聞きですから、間違いもあるかとは思いますが、いずれに
せよ趣旨はその通りなので、ご了承を。
バーンスタインに関しては、彼の内部の自己矛盾や、ドイツもののアーティキ
ュレーションなど、批判もあるとは思いますが、手遊び程度のものに対して、そ
の曲を正確に言い当てる驚異的な才能と豊富な音楽経験は驚嘆すべきものですし
、分け隔てなく“音楽”というものを肯定して愛する姿勢は特に我が国のプロ・
愛好家は見習うべきだと思います。
最後に古楽の雄、クイケン(名前忘れた。ヴァイオリンの方。)の言葉。
−バッハの演奏法(現代的解釈/古楽的解釈等の問題について問われて)
「どっちでもいいの。音楽には良い音楽と悪い音楽しかないの。僕は好きだか
ら(楽しいから)古楽のスタイルで表現してるだけ。」
う〜ん。シンプルだが深い...。
<!--remote_host:202.218.183.66-->,別にどうということもない雑談
06月03日(火)23時05分43秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
長谷部さん、お久しぶりです。またの投稿、ありがとうございます。
実際に音楽を演奏される方のフォーラムなどで(とくに吹奏楽)、演奏上面白
かった曲とか、あまり知られていない曲だけど、素晴らしかった音楽とかの話を
聞きますね。演奏の経験の無い私にとっては、羨ましくもあり、かつ、機会があ
れば聴いてみたいです。ホルストの”惑星”はイギリス音楽にのめり込むきっか
けのような曲でした。
さて、ブライアンという作曲家がおりますね、一度この人の交響曲をすべて集
めようという壮大な計画を立てたのですが、ついえました。だから30曲以上も
あるこの人の作品の内第1番”ゴチック”だけでも聴かれることをお勧めします
。最長の交響曲ということで、ギネス・ブックに載ったことも凄いことですが、
これを聴くのは忍耐です。しかし、
随所に瑞々しい旋律を見ることができます。
これは私からのお願いですが、彼の音楽を良くお知りの方がおられましたら、
いろいろ
教えて下さい。
HAVERGAL BRIAN
Symphony NO.1 "Gothic"
MARCO POLO 8.2232850-281
(この名曲が、マルコ・ポーロで聞けるなんて
さて、こんな私に次の大陸が待っていました
それは、ホヴァネスでした・・・この人作品も凄いですね(もはやイギリス音
楽ではない)<!--remote_host:210.135.65.78-->,まだ見ぬ大陸、ブライアン
06月03日(火)19時45分47秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp(regular
)/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
さて、イギリスの作曲家でまだ登場していない人の曲をもうひとつ。
“惑星”で有名なホルストの“(ミリタリー・バンドのための)第2組曲”は
如何でしょう。この曲の終曲は、吹奏楽愛好家ならずとも、弦楽合奏のための“
セントポール組曲”の終曲として耳にされたことがあるかもしれません。“ター
ガソンの何とか”(詳細ど忘れ。ご免)と題されたこの曲の終曲は、もともと第
2組曲からのアレンジだそうです。
素朴な感じとか、変拍子の嵐とか、表情はいろいろですけど、全体として聴き
やすい小曲としてお薦めです。“セントポール組曲”のほうは、なんとなくブリ
テンの“シンプル・シンフォニー”を連想いたしますが、なかなかに愛らしい、
こちらも逸品ですね。
どちらも、国内盤で聴取可能です。
(セントポール組曲は、私は2回も実演(国内団体)で聴けました。少しずつ有
名曲となってきているみたいですね。[尾高/紀尾井とTVEの各1回])
<!--remote_host:202.32.50.11-->,ホルストの“第2組曲”と“セントポール
組曲”
06月03日(火)18時46分58秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp(regular
)/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
ここのところ、イギリス音楽が隆盛のようですね。ということで、今のところ
名前がまだ出てきていない、ジェラルド・フィンジ(Gerald Finzi[1901-56 英
国])の作品を1曲だけご紹介しましょう。“ご紹介”といっても、皆さんのよ
うな文章は書けませんので、曲を聴いた感想を、ごく簡単に書くだけですけど、
よろしければどうぞご一読ください。
このチェロ協奏曲は、3楽章制の一般的な協奏曲で、私としては、概ね次のよ
うな感想を抱きました。 一言で言えば、“すこぶるすてきな曲”。私にとって
はお気に入りの一品です。 第1楽章はイギリスらしい、やや渋めのオーケスト
ラの響き。 中間楽章は実に息の長い雰囲気で、これがまたとにかく美しい。 フ
ィナーレは最初ソロのピチカートで始まる旋律が次第にオケ全体に拡がるのです
が、その 感覚は「妙に安心できる人なつこさを覚える」といったもの。 (つい
つい、もう一度聴きたい、と思ってしまいます)感想は人それぞれですが、一聴
の価値有りと思います。レコードは輸入盤のCDで聴くことができます。
なお、楽譜(できればミニチュア・スコア)がほしいので、どなたか楽譜入手
に関する情報をお持ちの方がいらしたら、電子メールをお寄せください。
<!--remote_host:202.32.50.11-->,フィンジの“チェロ協奏曲”
06月01日(日)21時27分49秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
ウォルトンのお話が藤井さんよりご紹介いただきましたので、ここでマイケル
・ティペットのことを書かないとばちが当たるような気がしましたから私がご紹
介しましょう。
(もう、知られざる作曲家−−−>イギリス音楽に移行しています(^-^)はっ
きり言って、どんなことでもかまわないでしょう)
彼の”我らが時代の子”という有名なオラトリオは単に反戦音楽という切り口
で見るよりも、人間の普遍的な”受難曲”で見てほしいと彼が云っているように
、シンプルな構成の中にさまざまな問いかけを内包する非常に重要な作品です。
(日本でも 高田 三郎氏の”ひたすらな道”なんか個人的に近いような気がしま
す。
−−−深く、重い問いかけを行い、その余韻はおそらく一生頭の片隅に残って
いるという点で。)彼の作品はあまり多いとはいえませんが、その根底で流れる
深い人間愛は我々を感動させずにおられないのです。
”ティペットは、アヴァン・ギャルドにならずに、現代について発言する孤高
の作曲家である。”(三浦 淳史氏)
のように、彼はさまざまな音楽を取り入れ、結晶化させた・・・イギリス音楽
を語る上で、地味ではあるがはずせない
そんな作曲家でしょう。(もっとも、地味というのは日本での知名度のみの意
味ですが。)
マイケル・ティペット
我らが時代の子
PHILIPS 6500 985(LP)
BBC so. COLIN DAVIS
<!--remote_host:210.135.65.157-->,マイケル・ティペット
06月01日(日)20時30分51秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
市川さんの挙げられていない系のイギリス音楽がどうも私は好きなようで、
私が挙げたいのはブリス、ウォルトン、ブリテンといったところです。
ブリスは最近聴き始めたので置いといて(でも彼の「色彩交響曲」いい
ですよ。廉価盤の雄 NAXOSからいい演奏が出ています)、ここで語りたい
のはウォルトンです。交響曲第1番や一連の映画音楽なんかで重厚な
作風として有名な人ですが、私が特に惹かれるのは初期の才気溢れる
作品と、晩年の無調や12音技法の影響を受けてからの作品です(歳を
取ってからこんなことを始めるのも凄いですが)。
彼の若い頃の作品で、ファサードというとても面白い作品があります
(1922-28)。室内アンサンブルと女性ヴォーカルの曲なのですが、これが
クルト・ワイルばりに頽廃した感じのジャズ調の音楽の上で女性が英語の
詩を朗読するというもので、例えていえばワイルがシェーンベルクの
「月に憑かれたピエロ」を書いたらこんな感じになるかなという作品です。
彼の作品の中でも私は一番鮮烈な印象を受けました。CDは、安いもの
ではDiscoverのDICD920125、結構いい演奏です。Chandos やASV にも
ありますが、伴奏だけを編曲したものもありますので要注意です。
「完全版」をお求め下さい(笑)。
ウォルトンの晩年の作品については、私もまだそれ程たくさんは知りません。
中では、セル/クリーブランド管が入れた交響曲第2番と「管弦楽のための
パルティータ」が素晴らしい演奏です(Sony MPK46732)。<!--remote_host:210.135.65.101-->,
ウォルトンの「ファサード」
06月01日(日)20時29分54秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
考えてみれば、ここはディーリアスのHPで、イギリス音楽好きの人が
たくさん訪問されるんですよね。たまにはイギリス音楽の話もしましょう。
多分、日本で最も不当に低い評価しか得ていないイギリスの作曲家は
このアーサー・サリヴァンだと思います。ピンと来ない人かも知れません
が、台本作家のギルバートと対になって、ギルバート&サリヴァンと
くれば「ミカド」の作者として御存知の方も多いでしょう。
この戦前に上演したら不敬罪にでもなりそうな作品が代表作で、しかも
日本のクラシック界では比較的マイナーなイギリス音楽、そして彼が
ほとんどオペラしか書いてないことから、日本で無視されているのは
仕方がないのですが、少なくとも英語圏では、今でもヴェルディと並ぶ
位の人気作曲家なのです。サージェント、マリナー、マッケラスといった
かなりの大物指揮者が録音していますし、オペラハウスでも頻繁に
上演されていて、私もこちらに来て初めてその魅力に取りつかれました。
ドタバタな喜歌劇が多いのですが、音楽はエルガーを思わせるような
上品なヴィクトリア朝の響きで、エルガーにオペラ作品が無いとお嘆きの
貴方にもきっと御満足頂ける美しい作品ばかりです。時間が出来れば、
彼の代表作、「HMSピナフォー」「ペンザンスの海賊」「ミカド」等に
ついて、その魅力とお薦め盤についてご紹介したいと思います。
(多分書き始めると長くなりそうなので.....)<!--remote_host:210.135.65.101-->,
アーサー・サリヴァン
05月31日(土)00時24分36秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
高校の時、友人にヴォーン・ウィリアムスは面白いぞと聞かされ、何か今日ま
で彼の音楽が身近なものに感じています(これはもう知られざる作曲家ではない
ですね)。ロンドン交響曲の微笑ましい第1楽章が、彼の音楽への道しるべとな
りました。その後、第4交響曲の凄さに打ち震え(もっとも、バーンスタインの
LPに接しなければ、そう感じなかったかもしれません
−なにせ、凄いコーダの後にあの優しいserenade to musicのカップリングで
すから)
彼の交響曲はすべて聴き通しました。一番長く聴いていたのが第9交響曲です
、はじめはよく解りませんでしたが、聴いていくうち”ああ、この音楽はなにも
構える必要はないんだ”と思い、細部を良く聴くと、そうなんです、海が、田園
が、南極が、4番がこの作品の中ではまさに渾然一体となり輝いていることに気
がつきました。フリューゲル・ホルンの独白後彼に訪れた音楽の奇跡。それは自
然に回帰することである気がします。
まさに、ブルックナーのアダージェットのような(宇野氏曰く、逍遙のような
)清浄さではなく混沌の中の明かりのような・・・そんなものに感じました。
聴かれつつあるけれど、もうひとつ解らないと云われるイギリス音楽は、皆さ
んも色々解釈があるでしょう。例えば、バックスは? ウォルトンは? ブライア
ンは? ここら辺の蘊蓄も、是非おききしたいものです。
<!--remote_host:210.135.65.47-->,ヴォーン・ウィリアムス
05月30日(金)23時32分54秒,市川 千尋,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
ヴィラ・ロボスにそんなエピソードがあるとは思いませんでした。どうも私た
ち(私だけ?)の彼に対するイメージは、あの素晴らしいギターのプレリュード
とか、ショーロスとか、はたまたブラジル人気質な”ブラジル風バッハ”とか、
なにかお堅い、厳格な民族音楽の継承者のような気がしますが、手元の資料を紐
解くと、なかなか多作家で触手を動かしたくなるような作品がありますね。中で
もピアノ曲”赤ちゃんの一族”ってどんな作品なんでしょうか?
またいろいろ教えて下さい。
(藤井さんの投稿−前の2件−は、メールで投稿されたものを記載させていた
だきました)<!--remote_host:133.205.251.11-->,ヴィラ・ロボスについて
05月30日(金)23時10分28秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
なんと、彼はハリウッドでも仕事をしていたのでした。
MGM映画「緑の館」(O・ヘップバーン主演!)
の映画音楽を彼は手掛けています。映画は実に変てこで
(政府の追手を逃れた革命家の若者(A・パーキンス!)
が、ジャングルで不思議な少女と出会う。少女はその
不思議な力をインディオたちに恐れられ、最後は
焼き殺されてしまうとかいう話でした。余談ですが、
早川雪州(戦場に架ける橋で日本軍の将校をやった人)
がインディオの酋長を演じています)、彼の音楽も
映画では生きていないのですが、後に彼自身がこの曲を元に、
「アマゾンの密林」(Foresta do Amazonas) という
オーケストラとソプラノと男性合唱のための曲を書いて
います。(EMI 5 65880 2)
出だしは東宝の怪獣映画のBGM(南の島のモスラ)の
ような合唱とオーケストラですけれども、ソプラノの
独唱が入ると、実に美しい音楽に一変します。
ラフマニノフのボカリーズのラテン版とでもいいますか
(彼の作品、ブラジル風バッハ第5番のアリアをご存じ
の方は解ってくれるはず)、溜息のでるような旋律が
続きます。
演奏は作曲者自身の指揮のシンフォニー・オブ・ジ・
エアー&合唱団、ソプラノがBidu Sayaoで、1959の
ステレオ録音です。ほとんど彼の遺作と言っても
いいかも知れません(1887-1959)。
<!--remote_host:133.205.251.11-->,ヴィラ・ロボス(その2)
05月30日(金)23時03分55秒,藤井 宏行 ,ZNJN55A@prodigy.com,
全然知られざる作曲家ではないですが、ブラジルの大
作曲家ヴィラ・ロボスにブロードウェイミュージカル
の作品があるのは御存知ない方が多いのでは。南米
コロンビアのエメラルド鉱山を舞台にした「マグダ
レーナ」は1948年の作曲で、CDは彼の生誕百周年
(1987)にSonyに録音されています。(MK44945)
密林の中の小さなチャペルから流れる賛美歌、若い
インディオの恋人同士の2重唱、ジャングルの小鳥の
さえずりを歌うソプラノ等々、彼の哀愁に満ちた
ブラジルの調べが独特の雰囲気を醸し出し、親しみ易い
旋律もあいまって(ミュージカルはこれが命です)
得も言われない味わいです。
残念ながらこのミュージカル、ブロードウェイでは
ヒットせず、11週の短期公演で終わってしまった
そうです。確かに当時の状況ではあまりに斬新すぎた
かなという感じもしますが、もし当たっていたら多作家の
彼のことですから、ミュージカルの歴史を変えていたかも
知れず、それを思うと少し残念な気がします。<!--remote_host:210.135.65.179-->,
ヴィラ・ロボス(その1)
05月29日(木)22時51分02秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
藤井さんはカナダに在住されており、前の2件の投稿はメールより転記させて
いただきました。
遠くから、ありがとうございました。<!--remote_host:210.135.65.158-->,藤
井さんの投稿について
05月29日(木)22時47分19秒,管理者 藤井宏行さんの投稿,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
キューバという国も、意外とクラシックの作曲家を輩出しているのですが、そ
の中でも私がムムムと唸らされたのは、ロルダン(1900-1939)
という人です。この人の曲の録音は私の知る限り2曲しかないのですが。その
2曲が最近再発されたT・トーマス/NWSOのラテンアメリカ音楽集に収録さ
れています。このCD、他にはチャヴェスのインディオ交響曲とか、前述のヒナ
ステラの「エスタンシア」とか中南米の作曲家の代表作が入っていて、ラテンア
メリカン・クラシック入門には最適ですが、その中でも、ロルダンの「ラ・レバ
ンバランブラ組曲」と打楽器のための「リトミカ5」というのは光っています。
南米の作曲家の作風は現代でも非常に判り易いのが特色ですが、その余りに聴き
手に媚びた退屈なものになる危険性を常にはらんでいます。その辺りの微妙なバ
ランスが他の人に比べてとてもよく取れているなと私は思うのですが。
若くして亡くなったのが非常に惜しまれる人です。(同年生まれのコープラン
ドが
非常に彼の死を嘆いたとか。確かに作風には非常に通じるものがあります)<!--remote_host
:210.135.65.158-->,アマデオ・ロルダン
05月29日(木)22時45分42秒,管理者 藤井宏行さんの投稿,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
中南米の作曲家で、ヴィラ・ロボスは別格として私が今一番面白いと思ってい
るのがアルゼンチンの作曲家ヒナステラ(1916-1983)です。まだ管弦楽曲を数
曲しか聴いていないのですが、そのスタイルは「ラテンのストラヴィンスキー(
3大バレエ時代の)」といった感じで、土俗的なリズムに管弦楽の色彩感、そこ
にストラヴィンスキーがロシアの味を付けたように南米の味わいを付けているの
で南米の作曲家の中でも群を抜く個性派です。代表作はバレエ組曲「エスタンシ
ア」(終曲のマランボの血管の切れ具合が凄い)ハープ協奏曲・ピアノ協奏曲と
いったところでしょうか。ASVのバティス・メキシコ管のものが3曲入ってお得
ですが、廉価盤Naxosのラテンアメリカ音楽集にも「マランボ」だけ入っている
ので、これでどんな曲だか探りを入れてみるのも一興かも。ASV には彼のピアノ
曲や室内楽の録音もたくさんあるので、おいおい聴いて行きたいと思っています
。<!--remote_host:210.135.65.158-->, アルベルト・ヒナステラ
05月29日(木)22時26分12秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
中南米の作曲家というジャンル(切り口)でまとめて鑑賞したことがありませ
んので、
この投稿を使って色々ご紹介いただければ幸いです。昨日は風邪で寝込んでし
まい、
書込が遅くなり申し訳ありませんでした。しかし、チャベスの室内楽曲なんて
・・・。なんか楽しくなりますね。聴いてみたいです。
今度はヒナステラあたりのお話をぜひお聞かせ下さい。<!--remote_host:210.135.65.158-->,
藤井さん書込ありがとう
05月28日(水)13時44分26秒,藤井 宏行,ZNJN55A@prodigy.com,
はじめまして。奇麗なページですね。あまりディーリアスは好きではないので
(スミマセン)今まで訪問しませんでしたが、こういうコーナーがあるのでした
らこれからちょくちょく寄らせて頂きます。チャヴェスでは、木管と打楽器アン
サンブルの"Xochipilli"という曲をお聴きになったことはありますか?この曲、副
題に「想像上のアステカの音楽」と付いているのですが、これがなんか日本の祭
ばやしを思わせるような曲なのです。考えてみればインディオの祖先はアジアか
ら渡ったんだなと思わせてなかなか感慨深いものがあります。(Dorian DOR-90215)
このCD、他にも彼の室内楽曲を収録していますが、交響曲と違ったのどかな
感じがなかなか良いです。私もマイナー曲好きで、最近は中南米あたりの作曲家
を主に渡り歩いています。それではまた。<!--remote_host:199.174.159.91-->,
C・チャヴェス
05月24日(土)00時57分27秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
かれの”アンティゴネ交響曲”を聴くと、「本当にうまいなあ」と思います。
作曲家という職業はこのギリシア悲劇を読んだ我々の感動と寸分たがわぬ表現を
、様々な楽器を駆使して音楽の中でやってのけるのです!この耳も劈く高音群の
中に、ソフォクレスが姿を現します。
CARLOS CHAVEZ
SINFONIA DE ANTIGONA
LONDON so. Mata MCD 10002<!--remote_host:210.135.65.223-->,カルロス・チ
ャベス
05月24日(土)00時37分00秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
何年か前に亡くなりましたので、ご記憶の方も多いでしょう。彼の交響曲を知
ったのは、やはり学生のころでした。何気なく求めたLPに我を忘れました。
WILLAM SCHUMAN
SYMPHONY NO.7
UTAH so. turnabout TV-S 34447
この7番の交響曲は、まさに60年代の不安なアメリカの魂の叫びです。
彼の音楽のエネルギッシュな輝きは、そのコーダに現れます。まるで爆発する
ような
金管の響き!バーンスタインが彼の作品をよく取り上げていましたっけ。
どちらかというと、大衆的で、古典的な彼の手法を飽きさせないのは、次にど
んな
展開があるか..どんなスリリングな終焉があるか..という期待感でしょう
。<!--remote_host:210.135.65.162-->,ウィリアム・シューマン
05月19日(月)23時26分01秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
ピアノでフラメンコを演るなんて...。と思いましたが、何年か前、出たL
P2枚は凄く、未だに私は彼の深い思索の淵を感嘆をもってのぞいているような
気がします。
魂のフラメンコを支える彼の技量は、まさに神から与えられたもの。アンダル
シアの大地を乾いた風と流離いたいと..非力な私などは考えてしまいます。
ワーナ・パイオニア
レバンテのこだま G−7801
エル・ビート G−7802
CD化されているかどうか疑問ですが、さがす価値は十分にあると思います。<!--remote_host
:133.205.251.88-->,ホセ・ロメロ
05月19日(月)23時05分15秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
UKさん、書込有り難うございます。実際に演奏された想い出の音楽なら、懐か
しさもひとしおでしょうね。私は存じ上げませんが、どなたかお知りの方は、教
えて下さい。
さて、玉木さんのページにはいつも驚かされます。そして、何よりもページに
流れる氏の気骨あふれるポリシーがいいですね。長い間音楽の実践者としての経
験がこのページの深みを増していると思います。
また、メインでもリンクしましたが、広島の西原さんのページも凄いものがあ
りますので、是非訪問してみて下さい。
<!--remote_host:133.205.251.88-->,玉木さんのページ
05月19日(月)11時00分02秒,UK,igarashi@imagineer.co.jp,
旧東独の作曲家で、ジークフリート・マトゥスという人がいます。まだ生きて
いると思います。多分、奥様の方が有名で、アンネ=ローゼ・シュミットという
ピアニストです。
この、マトゥスさんの書いた「管弦楽のための協奏曲」が実は秀作で、いわゆ
るイケイケ系のノリが強い作品なのですが、なかなか痛快です。
所々ハルサイっぽくて、お笑い系としても充分楽しめるんですが、途中で出て
くるオーボエだったかアングレーだったかのコラールが非常に冥想的で味わい深
いものがあります。CDやLPは見たことがありません。「何でこんな曲知って
るの?」ってところは、実は私が学生時代在籍していた某大手大学オケで演奏旅
行の際に東独へ持っていった曲なんです。もし、万が一CD知ってる方は教えて
ください。
あと、ディーリアス的に世間では知名度が中途半端だが、非常に好きな作曲家
として、以下の数名を挙げておきます。
1.デュティーユ(フランスの現代作曲家):コード進行が神秘的で秀逸!
和声の構成は超一流!!
2.日本の現代作曲家の皆さん:評価されたり紹介されたりするのはどうして
武満ばっかりなの?
それから、忘れられた作曲家系の情報としては、作曲家でヴァイオリン弾きの
玉木宏樹さんのHPが秀逸です。アドレスは、
http://www.music.co.jp/~archi/
です。<!--remote_host:202.218.183.66-->,知られざる作曲家
05月14日(水)22時07分23秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
学生の頃、彼のLP(当時)を探しレコード店をうろうろしましたが、お目当
ての協奏曲や管弦楽曲などはなかなか見つかりませんでした。今は良いCDがあ
るようです。
HANS PFIZNER
ORCHESTRAL WORKS CONCERTOS <−輸入盤で、ちょいと値は張りますが、
MUNICH po他 彼の管弦楽作品を網羅しておすすめです
指揮 W.A.ALBERT CDNOWかなんかで輸入すれば手に入ります
cpo 999 249-2 (5CD)
プフィッナー管弦楽曲集 <- 国内盤です、歌劇”パレストリーナ”の
バイエルン放送交響楽団 前奏曲などが納められています
サバリッシュ指揮 サバリッシュは名演です
オルフェオ 32CD-10123
CDでは、こんなところでしょうか。他にお知りの方がおられましたら、お教
え下さい。<!--remote_host:210.135.65.164-->,HANS PFIZNER 2
05月14日(水)21時38分34秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
Muraterさん、書込有り難うございます。市川と申します、はじめまして。
さて、PFIZNERは私の好きな作曲家の一人です。その生真面目さで、愛国心か
らナチス党員となったばかりに、戦後、すべてを失い、失意の中老人ホームで貧
しく暮らしました。名誉回復はあったものの、あまりに遅すぎた悲しい晩年でし
た。
彼の音楽を聴くと、その多彩な音楽技量(教育者をしていたほどです)、堅い
構成、華やかな旋律の中に、誰にでも聞き取れるものがあります。それは恐ろし
いほどの”孤独”です。
例えば、その有名なバイオリン協奏曲を聴いてみると、その第1−第2楽章、
救いのない”孤独”が去来します。かつてバイオリンのモノローグでこれほどの
やりきれなさを表現した曲があったでしょうか。堅く、気むずかしい彼の性格そ
のままに、他人の(R.シュトラウスなどは標的でした)批判を繰り返した代償
は、このような孤高の魂だったかもしれません。
私は、彼の音楽の中では、管弦楽曲が最も好きです。歌劇”パレストリーナ”
も良いですが、全編を聴くにはかなりハードでしょう。次のコメントではおすす
めCDを申し上げます。
<!--remote_host:210.135.65.97-->,HANS PFIZNER
05月13日(火)23時55分03秒,Murater,otto@dix.or.jp,
はじめまして。プフィッツナーは20世紀初頭のドイツで当時R.シュトラウス
と並
び最も重要な作曲家だった(となんかの本に書いてました)そうですが、お薦
め
の曲のCDなどございませんか?
たまたまちょっと興味を持ったのですが、日本ではかなり大きなCD屋にやっ
とコ
ーナーがあるという扱いなので、何から聴こうかと迷いまして・・・。
(プフィッツナーはメジャーかもしれませんので「知られざる作曲家」には該
当し
ないかもしれませんが・・・すいません。)
私はプフィッツナーは「管弦楽のためのスケルツォ」(1888)しか聴いたことあ
りま
せんが、この曲はドラマティックかつ楽しい曲なので大好きです。私が聴いて
いる
のはクナッパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィルのものですが、この曲の他の
CD
も捜してるんですがこれも見あたりませんのでご存じでしたらお教え下さい。<!--remote_host
:202.218.211.168-->,プフィッツナー
05月11日(日)22時20分50秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
その時の演奏曲目は ”マリンバのためのラウダ・コンチェタータ”という曲
で、マリンバは安部 圭子氏でした、マリンバの土俗的響きに驚かされるととも
に、安部 圭子氏のうまさにただただ圧倒され、この時間を共有出来る嬉しさに
時間の過ぎるのを忘れました。
音楽が終わり、演奏者におしげない拍手が贈られた後、演奏者が客席の方を指
さします、みんなの注目の中、一人の初老の紳士が恥ずかしそうに立ち上がりま
した。
伊福部 昭氏でした
またひときわ高い拍手が沸き起こると、その白髪の紳士は子供のような嬉しげ
な顔で、何回も頭を下げました。
彼の想い出はこれだけです。その後オタクを巻き込んで彼のブームが起こり、
私も違う音楽分野に興味を持ち(最近では”釧路湿原”ぐらいしか聴いていませ
んが)今でもマスコミに取り上げられるゴジラ音楽を苦々しく聴くと同時に、あ
の真摯な求道者である彼の音楽が、何か違う方へ巻き込まれていっていると考え
ざるおえない今日この頃です。<!--remote_host:210.135.65.210-->,伊福部氏の
想い出2
05月11日(日)21時51分40秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
私にとって、そして私の同世代のクラシック・ファンにとって、伊福部氏の作
品はなかなか思い入れが深いのではないのでしょうか。怪獣映画で必ず使用され
た彼の音楽は、民族の歴史に裏打ちされた”怖いほど”呪わしいユニゾンから一
変あのオスティナート・ラプソディに急転直下する晴れ晴れしさは、皆さんも経
験済みでしょう。
学生時代、音楽喫茶”丘”で彼の”リトミカ・オスティナータ”を聴いた驚き
を、私は隠すことが出来ません。その後、かれのLPを購入し、毎日聴いており
ました。その後、東京都の助成コンサートで彼の演題を発見し、うきうき出かけ
て行きました。<!--remote_host:210.135.65.48-->,伊福部氏の想い出
05月11日(日)21時21分35秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
なかなかマイナーなページなので、一人で細々とやってきましたが、色々ご意
見ご指導
ございますと、がぜんやる気がでるというものです。森さんのページには足下
にもおよびませんが(長谷部さんもよく投稿しておられますね)、出来る範囲で
がんばります。
貴志 康一といえば”交響曲 仏陀”の大作がありましたね。印象的だったのは
、このCDにカップリングされていた”7つの日本歌曲”の清廉な輝きが忘れら
れません。
交響曲”仏陀”他
VDC-1180
”バイオリン協奏曲”は恥ずかしながら未聴です。機会があれば是非聴きたい
と思います。
<!--remote_host:210.135.65.186-->,長谷部様 書込有り難うございます
05月10日(土)18時35分35秒,長谷部宏行,hiro-h_p@mti.biglobe.ne.jp(regular
)/ hiro-h_p@mxi.meshnet.or.jp (option[〜1999.3.31]),
はじめまして、長谷部と申します。
私にとって、夭逝の知られざる作曲家といえば、1937年に28歳で逝ってしまっ
た 貴志康一 が思い浮かびます。まずバイオリニストとしてスタートした貴志で
すが、ベルリンへ渡り、作曲をヒンデミットに、指揮をフルトベングラーに、そ
れぞれ師事し、邦人として初めてベルリンフィルで自作を振るという快挙を成し
たことで知られています。
私も多くは聴いていませんが、特に『バイオリン協奏曲』は絶品と思っていま
す。特に、第一楽章の中ほど、短調から長調に転じたあとのフルートを伴う低弦
の旋律の部分は、‘穏やかなほのぼの感(幸福感)’に浸れる白眉のように思いま
す。もちろんその他の箇所にも音楽的魅力は存分に認められます。レコードも数
住岸子を迎えた都響による演奏がビクターからCDで出ています。指揮は小松一彦
で、貴志作品の蘇演に尽力する第一人者です。実は私もこのCDで貴志康一を知り
ました。もしもご存じなければ、どうぞご一聴ください。<!--remote_host:133.205.17.141-->,
活躍中夭逝の知られざる作曲家といえば
05月08日(木)23時12分25秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
DELUSION OF THE FURYは彼の代表作ですが、その使用されている楽器が一目瞭
然なのが
LP盤です。奇天烈な特製楽器を見ていると、1970年代のアメリカの夢と
不安が
かいま見れます。この怒れる音楽の中に漂いながら、伊福部氏の”リトミカ・
オスティナータ”との表現の違いを考えていました。
DELUSION OF THE FURY
COLUMBIA M2 30576(LP)<!--remote_host:210.135.65.88-->,HARRY PARTCHの驚
き
05月08日(木)22時55分33秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
このたび、MAY HARRISONのCDを入手し、DELIUS門下である彼女の古い録音を
楽しむ
ことが出来ました。CONCERTO FOR VIOLIN AND ORCHESTRAの何という官能、録
音は
1937年で、一部欠損があるものの、十分鑑賞に耐えるものです。DELIUSの
協奏曲
を聴くと、眠っていた昔の景色、色、感情、匂い、風などが一度に蘇ってきて
、呆然
とすることが度々あります。この世界に拘泥されてはならないと解りつつも・
・・
MAY HARRISON
SYMP SIUM 1075
カップリングされているSONATA NO.3の所には、Pianist believed to be Arnold
Bax
とあり驚いてしまいました。<!--remote_host:210.135.65.215-->,MAY HARRISON
の至芸
05月06日(火)23時17分35秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
このピアノ協奏曲は、町で初恋の女の子に会ったような気がします。あまり感
傷的
に流れる曲も苦手なのですが、何故か許してしまえる不思議な力があります。
彼の交響曲も、他の作品も聴いてみましたが、私はこれが好きです。
ANTON RUBINSTEN
PIANO CONCERTO NO.4
VOX CDX5066
ちなみにVOXはROMANTIC PIANO CONCERTOという2枚組を6集出していますが
これはそのうちの3集目です、興味のある方は集めても面白いですよ。<!--remote_host
:210.135.65.55-->,ルービンシュタイン
05月06日(火)00時20分37秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
カリンニコフの第1交響曲のアンダンテを聴くと、悲しみが雪のように降り積
もって
行くのが見えるようです。彼もわずか35歳の年齢で他界した作曲家ですが、
むしろ
第2交響曲で知られています。
KALINNIKOV SYN 1. 2
NAXOS 8.553417
いまはやりのナクソスですが コンドラシン盤が懐かしいですね<!--remote_host
:133.205.251.49-->,カリンニコフ
05月05日(月)23時50分44秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
HICKOX盤が出たばかりですが。DEL MAR盤が忘れられません。録音も古く、定
位も
あまり良くありませんが、キリ テ カナワをはじめ奏者の熱意がライブで感じ
られます。
DELIUS A MISS OF LIFE
INCD 702-2
HICKOX盤は日本で出るか? たぶん出ないだろうなあ<!--remote_host:210.135.65.205-->,
人生のミサ
05月05日(月)23時31分48秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
彼のバイオリン協奏曲を聴いたことがありますか? 何という孤高の魂
ナチスに荷担したと汚名を着せられた彼は、養老院で不遇な晩年を過ごしまし
た。
かつては教育者として、作曲家として豊かな作品を残していても、その作品に
は必ず
”孤独”があり、聴くものを引きつけて離しません。
HANS PFITZNER
ORCHESTRAL WORKS CONCERTOS
CPO 999249-2
この作品集は cpoの快挙でしょう<!--remote_host:133.205.251.6-->,ハンス
プフィッナー
05月05日(月)21時48分03秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
ギョーム ルクーをご存じですか?僅か24歳で夭折した彼の評価はさまざま
ですが、私は評価しています。あのバイオリン ソナタだけでなく、弦楽曲、
交響曲の習作、オペラまで作っていました。
GUILLAUME LEKEU CENTENARY EDITION
RIC 94001
限定版ですがまだ急げば間に合うかもしれません。
しかし、彼の息の長い旋律は何と独創的なんでしょう。
ディーリアスが好きな人は、彼の音楽のよき理解者になる
ような気がします。<!--remote_host:210.135.65.179-->,ギョーム ルクー
05月05日(月)21時33分35秒,管理者,chihiro@mxj.meshnet.or.jp,
最近MAGNARDの作品にはまっています。彼の第3交響曲は非常に素晴らしく。
なかでもパストラールはどの作曲家の作品の模倣でもなく、独自の美しさ
を醸し出しています。
最近手に入れたCDは
ALBERIC MAGNARD
SON PRO 1-5
ACCORD 200752
何か彼についてお知りの方は、教えて下さい。<!--remote_host:210.135.65.133-->,BBS
が生きているか